一日に必要な水分量はどれぐらいなのか?
そのことを検索すると、色々な検索結果がでてきます。
一日2L必要だと書いているところもあれば、1.5Lで十分としているところ。
体重×33mlとしているところもあれば、体重×40mlとしているところもあります。
どちらにせよ多くの水分を摂取する必要があるわけですが、そんなに水分を摂取できない!
水ばかりそんなに飲んでいられない!
そんなあなたのために、水分を摂取したほうがいい理由と、水分摂取に向いている飲み物を紹介したいと思います。
詳しくはあとで書きますが、実はコーヒーや紅茶でも水分補給は問題ないんですよ♪
水分不足が引き起こす体の不調
人間の体の60%は水分でできていると言われており、2%ほど水分が減ると喉が渇いたりするようになっています。
では喉が渇いても水分を補給せず、体に水分が不足していった場合、どんな症状が起こるのか簡単に見てみましょう!
老廃物が溜まりやすくなり、体の疲れが取れづらくなる
体の中の水分が不足すると、体液全体の粘度があがります。
粘度が上がるということは、サラサラした状態の体液がドロドロした状態へと変わるということ。
体液がドロドロの状態になれば、血液の流れは悪くなりリンパの流れも悪くなってしまいます。
そうなると体内にある老廃物がしっかりと処理されなくなり、結果として疲れやすい・疲れが残りやすい体になっていくのです。
腎臓や肝臓に負担をかける
腎臓には余分な塩分や老廃物を濾過して、尿として排出する機能があります。
ですがサラサラの血液から濾過するのと、ドロドロの血液から濾過するのでは、腎臓にかかる負担が大きく異なっており、水分不足の状態では慢性的に腎臓へ負担をかけていることになります。
また代謝や解毒など数多くの役割を持っている肝臓も、体内の水分が不足することで解毒の際に生じた毒素を排出しきれないなど、十全に機能を発揮できなくなります。
肌の乾燥やシワなどの原因になる
体に水分が足りないということは、体内で消費する水分だけではなく表皮などにまわす水分も足りていないということ。
肌が乾燥したり髪の毛がパサパサだったりするのは、体の水分が足りていないからという可能性が大きいわけです。
また水分が不足していることで肌にハリを保つことができず、シワやニキビなどの原因になったりもします。
しっかりと水分補給すれば、大体の不調は改善される
上に書いたような体の不調は、しっかりと水分を摂るだけで改善されることが多いわけですが、そんなに水分を摂るのは難しい……という方もいるはずです。
ですが一度で多量の水分を摂る必要はありません!
なぜなら人間の体が一度の水分補給で補給できる水分は限られており、平均すると250ml前後です。
それ以上は飲んでも尿や汗として排出されてしまいますので、200ml程度の水分を8~10回程度に分けて飲めば問題ありません。
それでも水ばかりそんなに飲んでいられない……
そんなあなたのために、飲むことで水分補給できる飲み物を簡単にまとめてみました!
水分補給に適した飲み物
一般的に水分補給に適していると言われるのは、こんな感じの飲み物です。
- 水
- 炭酸水
- 麦茶
- ハーブティ
- スポーツドリンク
- 牛乳
「水分補給 飲み物」なんかで検索をかけてると、大半のサイトがこれらの飲み物を紹介していますよね。
そして水分補給に適していない飲み物としてあげられるのが、緑茶・コーヒー・紅茶などのカフェインが入ったものなんですが……
緑茶は飲みすぎると利尿作用が働くこともありますが、コーヒー・紅茶ぐらいなら飲んでもまったく問題ありません。
というか習慣的に緑茶・コーヒー・紅茶を摂取している人は、これらを飲んでも利尿作用は働きません!
なのでコーヒーや紅茶で水分補給をしている人は、利尿作用とか気にせずそのまま水分補給に使って大丈夫です。
POINT
カフェイン耐性を持っていない方には利尿作用が働きます。
日常からカフェインを含んだものを飲んでいないのであれば、逆効果になることもあります。
カフェイン耐性は3~5日程度で獲得できる
3~5日程度の間、定期的にカフェインを摂取するとカフェインに対する耐性ができます。
日本人であれば日常的に緑茶を飲む人も少なくないでしょうし、缶コーヒーやペットボトルの紅茶などで日常的に摂取している人は多いと思います。
そのような日常的にカフェインを摂取する環境にいる人は、ほぼ間違いなくカフェインに対する耐性を持っていると思われますので、コーヒーなどでカフェインを摂取した程度では利尿作用は働きません。
詳しくしりたい方は「“カフェインの脱水作用”。その真偽について。水分補給の専門家であるAnn Grandjean先生 へのインタビュー」をお読みください。
まとめ
水分補給に適した飲み物ですが、アルコールや糖分・塩分の高い飲み物でなければ基本的になんでもかまわないということですね!
水分不足だなと感じたときに、コーヒーや紅茶しかないのであれば……遠慮せずに飲むことが大事だということです。
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