シンギュラリティとは技術的特異点のことであり、人工知能が人間の知能を超えることによって発生する現象です。
簡単に言うと、人間が人間より知能の高いAI(Atype)を作る→Atypeが自分よりも知能の高いAI(Btype)を作る→Btypeが自分より以下繰り返し。
つまり、ある地点を境にぶっ飛んで科学技術が進歩しますよ! ってことですね(´ω`)
「2045年問題」なんて呼ばれ方をしたりもしているので、そっちの呼称で知っている人がいるやもしれません。
今回はそんなシンギュラリティの中でも病気や老化に焦点を当ててみたいと思います。
20年以内には病気と老化は克服できる段階にある
遺伝子工学の進歩というのは凄まじいもので、私達の知らない間、眠っている間にも劇的な速度で進化し続けています。
例えば、癌の根治は1年前から視野に入っており、2~3年後には実用化。5年後には癌に怯える心配がなくなるレベルまで発展しているそうです。
し・か・も・これは人間が予測した数値であるため、これより早まる可能性は高いけれど遅くなる可能性というのは限りなく低いというから驚きです。
老化を防ぐだけではなく若返る事のできる可能性も
ヒトゲノムを編集することにより、老化を防ぐだけではなく改善することも出来る可能性があるということで、これが可能になれば人間は老化による死を克服します。
これで少子高齢化もなんのそのですね( ゚Д゚)y─┛~~
と冗談はさておき、真面目に老化を防止・改善出来るようになるとすれば、人口増加に歯止めがかからなくなりますし、誰でも気軽に行えるレベルになってしまったら定年退職なんてものもなくなるでしょう……
そして、
この未来が待っているわけですねわかりますorz
そんなに簡単に治療を受けられるようになるのか?
個人のヒトゲノム(超簡単に言うと複数のDNA配列)を完全に読み解くためには、かつて数千億から1兆円程度の金額が必要になると言われていました。
これは遠い昔の話ではなく「1990年の話」であり、そこから30年経過していない2017現在では数万円~10万円程度で個人のヒトゲノムを完全に読み解くサービスが多数存在します。
そう、サービスが存在するんです。
利益を度外視すれば、現在は1万円程度のコストでヒトゲノムの完全解析が可能とされていますので、たったの30年で1/100,000,000までコストが低下したということです。
研究所などが行っているマウスを対象にしたサービスだと、数百万円でゲノム編集をしてもらえますので、同じレベルでコスト低下が起こったとしたら「30年後には無料でゲノム編集を受けられる」可能性まであります。
実際は利益を出すためにそこまで値段が下がることはないでしょうが、高くても数万円でゲノム編集を受けられるようになるのは間違いありません。
そうなると誰でも簡単にのレベルになってしまうので、規制やら法整備やら色々大変なことになりそうです(;´Д`)
薬なんて必要ない! 将来はナノマシンで病気を治療できる
これもSFの世界に足を突っ込んでいますが、現実世界は既にSF世界に突入しているので何の問題もありません。
では実際にナノマシンでどうやって病気を治療するのかというと、ナノマシンを体内に投入することで「ナノマシンが病原体を発見」→「身体に信号を放ち病原体に効果のある抗体を人間自身の身体が生成」→「病気が治る」という構造らしいです。
糖尿病の人なんかだと、ナノマシンを体内に入れることでナノマシンの作用によりインシュリンが生成される→適切な血糖値をナノマシンが維持管理し、インシュリンの生成量を調整して血糖値を正常値に保つといった具合。
とまあそんなわけで、病気や老化に怯える日は遠くない将来なくなるそう(´ω`)
そして医療分野に限らず、シンギュラリティが起きた時点で様々な常識が一気に変わっていくことでしょう。
個人的には没入型VRMMOを体験するまで死ぬ気はないので、それが出るまではなんとか延命措置と言うか老化の防止や改善をお願いしたいところですね(´ω`)
まあ事実は小説よりも奇なりと言いますし、没入型どころかサーバー上に異世界を作ってそちらに移り住むといった「楽園追放 -Expelled from Paradise-」みたいな感じになりそうですけれど。
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