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幻想世界(ファンタジー)で職業「剣士」で活躍できるのか考えてみた

剣士といえば魔法使いや魔術師と並ぶ幻想世界(ファンタジー)屈指の人気職業。

そんな剣士ですが、昨今の創作物では人間離れした動きをするばかりか、魔法使い顔負けの魔法まで使ってしまう壊れ性能をもったキャラが多数登場します。

はっきり言って魔法剣士と剣士は別物ですので、魔法を使えない剣士がどの程度活躍できるのかを真面目に考えてみました。

創作をされている方の参考になれば幸いです。

目次

片手剣士 と 両手剣士 の違い

ライトノベル(以後、ラノベ)に登場する多くの片手剣使いの剣士が「片手剣+篭手」や「片手剣+片手剣」の二刀流だったりするわけですが、一般的な片手剣使いの剣士は「片手剣+盾」を装備するものです。

一方で、大剣と呼ばれるクレイモアやツーハンドソードと呼ばれる両手でしっかりと持って使用する武器を使う剣士は「両手剣使いの剣士」となり、機動性や防御力に劣る代わり絶大な近接攻撃力をもつことが可能になります。

片手剣士の強み

片手剣士の強みは、両手剣士と比べて機動性が高く、防御力が高い点にあります。

金属製の鎧をガチガチに着込んでいる場合は別として、胸当てなどで急所をガードする程度の防具しか身に着けていない場合は戦場を駆け回ることができます。

また、篭手や盾を使って相手の攻撃を受け流すと行ったことも可能なので、よほど油断をしていないかぎりは一撃でやられるということはほとんどないでしょう。

片手剣士の弱点

機動性や防御力が高い反面、片手剣の攻撃力はそう高いものではないです。

ラノベやゲームに存在する「鉄でさえバターのように斬れる」ような剣を持っていれば話は別ですが、それ以外の片手剣士は敵対する人であったり魔物であったりを一刀両断するようなことはできません!

それゆえ、手数で勝負するという意味合いでは二刀流も決して悪いものではないです。

が、一本は盾の代わりにも使用するため劣化が激しくまともな切れ味を確保し続けることは困難でしょう。

両手剣士の強み

両手剣士の最大の強みは、一撃で対象を粉砕することの出来る破壊力にあります。

横に薙ぎ払えばそれを盾で防御するのは困難ですし、垂直に振り下ろせばそれだけで一撃必殺の破壊力を秘めています。

これは相手がどんな防具をつけていたとしても変わらず、直撃させることが出来れば格下のものが格上のものを撃破するのもそう難しいことではありません。

両手剣士の弱点

攻撃は最大の防御と言いますが、攻撃できるよりも内側に敵が入り込んできた場合……両手剣士は何もすることができません。

持っている大剣で攻撃しようにも対象が近すぎて攻撃できず、蹴りをいれて距離をとろうとしてもバランスを崩して劣勢になる可能性が高いです。

そのため機動性と回避力を備えた敵とは相性が悪く、一方的にやられてしまう可能性があります。

また攻撃の一振り一振りが大きいので、攻撃のたびに隙きを作ることにもなります。

創作物の剣士が保有する特殊技能

両手剣士と呼ばれる職業についているものは筋力を強化する特殊技能を保有していることが多く、CLAYMOREという漫画に登場するウンディーネというキャラは大剣の二刀流というふざけたことをしています

このことから、筋力を強化出来る両手剣士というのは非常に厄介な存在となり、片手剣と同じのりで大剣を使用してきます。

こうなってくると片手剣士の強みが完全に失われてしまうわけですが、片手剣士は片手剣士で敏捷力を強化する特殊技能を保有していたりします

なぜ片手剣士が筋力ではないのかというと、筋力を強化したところで片手剣の威力などたかが知れているから。

それならば手数+威力増加が見込める敏捷力を上げたほうが効率がいいということですね!

もしも2つの特殊技能を保有しているのであれば、片手剣を選ぶメリットは皆無に等しいのでおとなしく大剣+篭手などの組み合わせにしたほうがいいでしょう。

まとめ

魔法が使えない前提であるならば、特殊技能に頼らねばならず、それさえもないのであれば努力したところで一般的な剣士以上になることはありません。

レベルを上げて物理で殴れが通用する世界観ならば、レベルさえ上げればどうとでもなりますが、そうでない場合は何かしらの特殊技能や魔法を使えるようにしないと主人公として扱うには少々頼りない感じになってしまいます。

片手剣士であれば中位の魔物をひきつけ隙きを作るのが限界で、両手剣士であれば直撃させることができれば上位の魔物にも通用するかもしれないといったところでしょう。

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