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異世界転生したときのため魔物(モンスター)の職業(クラス)や階級を分類してみた

魔物とはモンスターとも言われ、空想の世界――つまりファンタジーを舞台にした作品に登場する凶暴な獣の一種である。

また正体不明で超常的な存在を魔物やモンスターと呼ぶことがあり、中には人の姿と酷似したもの(ゴブリンやオーガなど)まで幅広く存在する。

目次

魔物にも職業(クラス)がある

出典:グランブルーファンタジー(グラブル)攻略wiki

これはゴブリンなどがいちばん有名なのだろうけれど、ゴブリン○○といった感じで職業のような名前を持った種類の魔物が存在する。

もちろん職業を名前に持っているため、人族が使うものと同等の技能(スキル)を使用することが出来る他、通常種と比べると全体的に能力で勝っている場合が多い。

戦士タイプの魔物

これは「ソード」「アックス(アクス)」「アーチャー」「ウォーリア」などの名前を持ち、多種多様な武器を使用して攻撃してくる魔物である。

最も多用されていると思われるのは「アーチャー」であり、名前の通り弓矢を用いて攻撃を仕掛けてくるわけだが、どこから弓と矢を調達しているのかは不明。

恐らく鍛冶職タイプの魔物が生産しているか、冒険者や探索者・傭兵や騎士などが使用したいたものを強奪して使用しているものと考えられる。

魔法使いタイプの魔物

メイジ」「ネクロマンサー」「ソーサラー」「ドルイド」などの名前を持ち、魔法や魔術を主体として攻撃をしてくるものが多い

中には「サマナー」や「プリースト」という、上位の魔物が下位の魔物を召喚するタイプや、人族の聖職者しかなれないはずの神官系の職業を冠したものまで存在する

とはいえ魔物は知能が低く設定されている場合が多く、基本的にこれらの職業を名前に持った魔物は上位種である確率が非常に高い

そのため厄介な相手として認識されているばかりか、種類によっては「魔族」などと呼ばれ魔物とは別の存在として描かれることも少なくない

盗賊タイプの魔物

シーフ」「アサシン」「」などの名前を持っており、窃盗術や暗殺術などに長けている場合が多い。

だが、これらの職業の名を持っている魔物というのはほとんど登場することがなく、持っていたとしても人族の持つ技量との差が激しいためそれほど脅威になることはない。

万が一脅威になるとすれば上位種がこれらの職業スキルを身に着けている場合であり、その場合はこちらが発見する前に奇襲を仕掛けられる可能性が高く対処するのは難しい。

生産職タイプの魔物

アルケミスト」「ブラックスミス」などの名前を持っており、基本的に各種族の集落に引きこもっていることが多い。

多様な知識と技術を持っていることから、同種族の魔物の中でもひときわ目立った存在であることが多い。

ゴブリンやオークなどの人型をした魔物の集落には名前を持っているかはどうか別として、これらを生業にしている固体が存在している可能性が非常に高い。

でなければ、人型の魔物が揃いも揃って武器を持っていることがおかしなことであるからだ。

上位職タイプの魔物

人族で言う上位職と同等の名前を冠した固体であり、それ相応の能力をもった固体しか存在しないタイプのクラス。

階級で見ればナイト・バロン階級に届くかどうかといったところまで能力値が底上げされているため、一流の実力をもった人族でも舐めてかかると痛い目を見ることになる。

また、人族から奪い取った武具を装備していることが多く、武具もそれなりのものを揃えているので余計にたちが悪い存在になっている。

群れの長になっていることも少なくなく、前線に出てくるよりもノーマル階級やクラス持ち階級の魔物を手勢として扱っている場合が多い

魔物の階級は強さの証明

同一種の魔物には種類以外に階級が存在しており、その階級によって同一個体でも見た目や能力がガラリと一変する。

ノーマル階級

もっとも多く存在しているのがこの階級で……というか、9割の魔物はこの階級に属していると考えて良い。

ここから逸脱している時点で別の階級についていることは明らかであり、ノーマル種とは別物の存在だと考えたほうがいいだろう。

ハイorクラス持ち階級

一般的にはノーマル種から一段階進化するとこの階級に属することになる。

ゴブリンを例に出すとノーマル階級のゴブリンが「ゴブリン」と呼ばれるのに対し、何かしらのクラスを保有しているものを「ゴブリン○○」と区別するようなもの

ノーマル階級のものよりも優れた能力を持っていることが多く、見た目が全く同じだと思って舐めてかかると痛い目を見ることになる。

エレメント(属性)orカラー(色)階級

何かしらの属性や色を名前に持ち、その属性や色の持つ特徴一点に特化したタイプの多い階級。

エレメンタルと呼ばれる精霊系の魔物であれば、ノーマル → カラー → エレメントの順番に能力わけされていることが多くエレメンタルよりもレッドエレメンタル。レッドエレメンタルよりもファイヤーエレメンタルやフレイムエレメンタルの方が上位の存在として描かれている場合が多い。

上位クラス持ち・ナイト・バロン階級

人族で言う爵位を持ち始めた階級であり「騎士爵」や「男爵」と同等の階級にあたる。

基本的にはナイト階級よりもバロン階級の方が強い傾向にあるが、固体としての能力値にそこまで差があるわけではない。

上記している階級の魔物と比べれば十分脅威にあたるレベルであり、戦士タイプの魔物であれば一流の武人と、魔法使いタイプの魔物であれば一流の魔法使いと同程度の技量を有していると考えて良い。

ジェネラルorストラテジスト階級

ジェネラルは人族であれば将軍にあたる階級であり、魔物であってもそうそう存在しているものではない。

基本的に戦闘能力が高く、同一種のノーマルであれば何匹束になったところでジェネラル階級の魔物には傷一つつけるのが難しい程度には能力が底上げされている。

ストラテジストは人族で言う軍師などの位置にあたる階級であり、ジェネラルどころか後術するキングやクイーン階級以上に存在しない。

これは魔物が智謀策略を巡らすようなものではなく、基本的に脳筋であるため「レベルを上げて物理で殴れ」や「質より量で押し潰せ」といった考え方をしている設定付けをされていることが原因だと考えられる。

固体としての強さはハイやクラス持ちと同程度の能力しかない場合が多い。

だがジェネラル階級がSTR(筋力・攻撃力)にステータスを全振りしているとすると、こちらはINT(知能・魔力)に全ふりしているため、単独で前線に出てくることはまずありえない。

キングorクイーン階級

その種族の王や女王と呼ぶべき存在であり、ノーマル種から進化した場合は長い年月と経験を重ねない限り到達できない境地の1つ

そのためキングやクイーンと呼ばれる種は非常に少なく、これらが発見された場合にはその種族の下位種が大量発生していることも少なくない。

また、長い年月を生きていることが多いために保有しているスキルや知識の数が魔物のそれとは大きく異なっており、人語を解せるようになっている魔物も少なくない。

というか、大半のキング・クイーン階級の魔物は人語を話せるもしくは理解できると考えて良い。

レッサー(劣化・劣等)階級

これは元になる種族がドラゴンなどの上位種であり、尚且つ人族に対して驚異的な能力を有している場合にのみ「似た姿の魔物につけられる階級」である。

もっとも多く出現するのは「レッサードラゴン」といった、ドラゴンのような姿をしているがドラゴンではない別の何か

だが虎の威を借りているだけではなく、レッサーとは言え上位種の名前がつけられていることからも、レッサー○○の時点で他種族のジェネラルやストラテジスト階級と同程度の強さを持っていると考えて良い。

また、このレッサーは階級ではあるが呼称でもあるためハイレッサードラゴン」や「キングレッサードラゴン」といった階級の重複が起きることもある。

この場合、レッサーとは言え元になった上位種と同等の性能にまで能力が格上げされている可能性が極めて高く、人族のトップクラスが束になってようやく勝利できるといったレベルにまで成長することもある。

グレーター階級

悪魔(デーモン種)につけられることの多い階級であり、ノーマル種よりも上位の存在として扱われる。

同レベルの階級として扱われるのはジェネラルやストラテジストであり、デーモン種であればレッサーデーモンやデーモンを統率する立場にある。

ただ、ジェネラルやストラテジスト階級と異なるのは、グレーター階級についているものは知能が高い種族の上位者である場合が多く、ジェネラルやストラテジスト階級の特性を両方持っている。

そのため、能力的にはキングやクイーン階級と同等のものを持っており、個体数もそれ同様に少ない。

アークorロード階級

統治者・支配者・君主と呼ばれる階級であり、グレーター階級の上位種にあたる。

作品によってはアークよりもロード階級の方が上位種の場合があるが、基本的に種族につく階級の呼称としては最上位のものだと考えていい。

通常の作品では人間の手に負えるようなレベルではなく、アークやロードを冠する固体単体で大国を滅ぼすことが出来る程度の能力を持っている場合が多い。

また、魔王と称される魔物の王様的なポジションのものもこの階級に属していることが多く、複数の魔王が登場するような作品であれば揃いも揃ってこの階級に位置していると考えて良い。

エルダー階級

数百年の年月を生きた魔物につけられる階級であり、基本的には長寿の魔物にしかつくことのない階級である。

数百年という人族が何世代も交代できるだけの歳月を生きていることもあり、知能が非常に高い傾向にあるのが特徴であり、魔法や魔術に関しても人族より巧みに操れる場合が多い

もっとも出現していると思われるのは「エルダートレント」と呼ばれる木の魔物であり、高い知能をもつせいか狡猾に獲物をおびき寄せ高い魔力から繰り出す魔法で優位に立ち回る。

エンシェント階級

エルダーよりも更に長い千年以上の歳月を生きる魔物につけられる階級であるが、基本的にドラゴン系やタートル系の上位種以外の魔物がこの階級につくことはない

温厚な性格をしている場合が多いが、人族どころか他全ての階級の魔物から見ても別次元の強さを有していることが多く「触らぬ神に祟りなし」ということで、極力無視したほうがいい存在だといえる。

こいつらが全力で暴れだすと世界が滅びるレベルの災害となるので、転生した世界に存在する場合は最大限の注意を払う必要がある。

レアorユニーク階級

これは階級というよりも固体と言ったほうがしっくりくる。

ノーマル階級のゴブリンであっても、ユニーク個体の場合は何かしらの恩恵(ギフト)を有している場合があり、進化した場合も通常の進化とは全く異なる進化を遂げる
※極端な例で言えば、ゴブリンからヒューマンになったりすること。

異世界転生もので魔物に転生している場合は十中八九「ユニーク固体」と呼ばれるこの階級に属しており、自信が思い描いた姿へと進化していく傾向がある

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