グランピングとは「グラマラス」と「キャンピング」の合成語であり、自然に囲まれたロケーションの中で快適かつ贅沢な宿泊設備を用意して野営することです。
もっと簡単に言うと、超豪華なキャンプ設備(野営スタイル)で、ゆったりと座れるソファーだったり、ゆっくりと眠ることの出来る大きなベッド。
風呂トイレはもちろんのこと、空調設備や冷蔵庫なんかが備えられたものまで存在する「キャンプの醍醐味」と「ホテルの快適さ」を両立させたキャンプスタイルのこと。
2010年半ばから世界の裕福層を中心に広まりを見せ、2015年ぐらいから日本でも人気になりだした新しいキャンプスタイルといえます。
通常のキャンプとは一味違った楽しみ方ができるので、大切な人との思い出づくりに出かけて見てはいかがでしょう?
グランピングが楽しめる関西のキャンプ場
グランピングが楽しめる施設というのは数が多いわけではなく、今現在増えていっていると言った状況です。
なので全国のグランピング可能なキャンプ場をネットで検索することも可能なのですが、面倒な人のために私の活動圏内である関西を中心に幾つか紹介してみたいと思います。
※記事の内容は記事公開時のものなので変更されている可能性があります。
各施設ごとに公式サイトへのリンクを貼っていますので、詳しくはそちらで確認してください。
1,伊勢志摩エバークレイズ(三重県)
グランピングだけではなく通常のキャンプも楽しむことが出来るキャンプ場。
設備も充実しておりストアでは伊勢志摩の名産品から日用品・アメリカングッズなど幅広い商品を取り揃え、キャンパーダイニングという最大180名収容可能なイベント会場が設置されています。
キャンパーダイニングでは各季節に応じたイベントが催されており、ハロウィン・クリスマス・バレンタインと秋から冬にかけてのイベントも目白押し!!
またコインシャワーやプライベートバスといった入浴設備も設置されているため、春から夏の間に汗をかきまくっても寝るときには綺麗サッパリ汗を流した状態でいられるのも嬉しいポイントの1つです!
コインランドリーも設置されていますので、子供が服を汚したとしてもその場で選択ができるのもグッドなところですね( ´∀`)bグッ!
予約さえすればアメリカンスタイルのBBQも楽しめる!!
メインからデザートまでのフルセットを頼むもよし、シングルメニューを頼んでBBQに華を持たせるもよし!
前日の14:30までに予約が必要という点や、シングルメニューは販売セット数が限定されているなどの注意点もありますが、しっかりと予約を行っておけば手ぶらで贅沢なBBQを楽しむことが出来ます(´∀`*)
宿泊スタイルは全部で4つ!
1つは今回のメインである「グランピング」
カリブタイプ、サファリテントタイプ、ジェリーフィッシュタイプの3つで、金額はジェリーフィッシュが一番安く¥32,300~あり、もっともグレードの高いカリブタイプだと¥45,100~となっています。
グランピングスタイルで注意する点は「ペット不可」であることと、ジェリーフィッシュタイプには「フロやトイレが備え付けられていない」こと。
パブリック施設としては上記に記載したようにシャワーやトイレがありますのでそちらを利用すれば困ることはありませんが、より楽しむことに専念するのであればカリブタイプかサファリテントタイプを利用したいものですね!
2つ目は「コラボーレーション」
キャビンタイプとテントタイプがあり、金額は¥12,300~とグランピングに比べて随分とお安くなっています。
またコラボレーションスタイルの2タイプは「ペット可」であるため、ペットと一緒にという方はこちらの方をオススメします。
3つ目は「キャビン」
本格的なアウトドアクッキングが出来るよう設計されており、グランピングやコラボレーションと比べ定員人数が多めに設定されているのが特徴です。
こちらは「ペット可のタイプとペット不可のタイプが存在」しているため、ペットを連れていきたい場合はしっかりと宿泊先の施設がペット可かどうかの確認をする必要があります。
金額も安い施設でしたら¥9,700~と非常にリーズナブルとなっており、キャンプしに行きたいけどお金が……という方も安心して宿泊することは出来ます。
最後の4つ目は「テント」
こちらの宿泊スタイルは上記の3つと違い「テントを持っていく必要がある」ことに注意が必要です。
そのため一番安い施設は¥3,900~となっており、自分たちでテントを張ってキャンプをしたいという人向けの宿泊スタイルになっています。
大切な日や記念日のための要素が満載!
特別な日に、大切な人と最高のひとときを過ごすために、夜空を見上げて星を眺めるスターウォッチングに、満月の夜に湖面の上で幻想的な世界を楽しむフルムーンカヌー。
ケーキや花束を予め購入しておけば、利用する日に用意してもらえるという記念日などにあってほしいプランが盛りだくさん!
恋人や家族の喜ぶ顔、見られること間違いなし!!
2,GRAX(京都)
ベッドやハンモックでゆっくりとくつろげるタイプのものから、トレーラーハウスタイプ、テントの天井が開き寝ながら星を楽しむことが出来るスカイビュータイプなど、合計7タイプのキャンプ施設があり、2017年には洗面台やシャワー室を備えた2階建てのバンガロータイプも登場した新鋭のグランピングキャンプ場。
料金はルミエールキャビンとスカイビューテントが最安値で¥9,000~となっており、グランピング施設での最安値は\11,000~。
全タイプで飲食物の持ち込み不可+人数分の食事を注文する必要あり
記事のタイトルが「手ぶらでキャンプとBBQ」なので別に問題ないとは思いますが、基本的に宿泊料金+一人につき¥5,000かかります。
GRAX近隣には施設が充実!
ゆったりと自然を楽しむことの出来る「渓流遊歩道」や「ハミングバード通天湖」で気軽に釣りを楽しむことが出来、自然に囲まれたテラスで焼きたてのパンやケーキが楽しめるカフェ。
接待などでも使える「るり渓ゴルフ場」や、夏に子供が楽しめるカブトムシ広場(6月下旬~8月上旬限定)など、キャンプだけではなく様々なアクティビティを楽しむことが出来ます。
るり渓温泉も割引価格でご利用できるようになりますので、キャンプと温泉を同時に楽しみたい方にもオススメのスポットとなっています。
3,グランパスinn白浜(和歌山)
南紀白浜温泉の近隣に位置し、トレーラーハウスタイプのグランピングを楽しむことが出来る他、ホテルへ宿泊してBBQはこちらで行うという事も可能です。
BBQは白浜の高台にあるため絶景を楽しみながら食事をすることが可能であり、明るい時間帯であれば食後の運動としてスポーツ(フットサル施設有)を楽しむことも出来ます!
料金は最安値であれば¥5,000~から楽しむことが可能ですが、この価格帯のキャンプだと電源等もないことからグランピングと呼べる代物ではありません。
千畳敷、三段壁、アドベンチャーワールドがすぐそこに!
景観が楽しめると人気の「千畳敷」や「三段壁」だけではなく、パンダが人気のアドベンチャーワールドまで車で15分前後しかかからないと、BBQやキャンプだけではなく観光も楽しめるの魅力のポイント!
もう少しだけ距離を伸ばしても大丈夫なのであれば「白浜とれとれ市場」も移動可能距離圏内にありますので、白浜でとれた美味しい海産物をいただくことも可能です!
グランパスinn白浜はグランピングよりも観光を楽しみたい
これは個人的な意見なのですが、白浜は観光できる場所がかなりの数あり、それをキャンプだけで過ごすのは勿体無いと思います。
ですので、グランピングだけを楽しみたいのであれば他の場所の方が向いているのではないかなと……。
しかし、上記で述べた「千畳敷」や「三段壁」に「アドベンチャーワールド」が近隣にはあり、夏場であれば海水浴も出来る場所ですので、観光がてらに宿泊をキャンプで楽しむという利用の仕方が最も適した場所ではないかなと思います。
4,NESTA RESORT KOBE(兵庫)
NESTA RESORT KOBEは兵庫県三木市にある大型のリゾート&エンターテイメント施設です。
関西最大級のプールを備えるほか、スパ施設である延羽の湯。花結の谷と呼ばれる花畑では音と光によるナイトショーが開催され、ネスタイルミナという光の道を散歩することも出来るようになっています。
ここ1つで楽しみ尽くせないほどの施設が併合されているため、一つの場所で色々楽しみたい! という人にはうってつけのスポットでしょう!
グランピング施設がもはやホテル
こちらの施設では日帰りBBQと宿泊を選ぶことが出来、テントタイプで楽しめるのは基本的に日帰りタイプのみとなっています。
ですが、テントタイプですらキッチン・トイレ・シャワーを完備したものが存在しており、これがキャンプなのか……と非日常を味わうことが可能となっています。
宿泊する場合はキャビンタイプの施設に宿泊することになるのですが、こちらも下手なホテルよりも立派な設備が備えられており「私達はキャンプに来たんだよな?」と思えるほどの快適空間でくつろぐことが可能となっています。
ペット(犬)も同伴可能なため、ペットと一緒にグランピングを楽しみたい! という方や、キャンプの概念を覆したい方には最高の空間を演出してくれることでしょう。
立派すぎるがゆえに金額がやや割高
元々が世界の裕福層を中心に広まりを見せているだけに、それ相応の設備を搭載したこちらのグランピングは金額設定の方もそれなりのものになっています。
日帰り施設のプレミアムテントは¥80,000となっており、それにプラスしてBBQ代金が必要になるため遊びで使うには少々お高いなと感じるかたも少なくないはず。
実際に私が初めて料金を見たときは「たけぇ……」と独り言を呟いたほど。
ただ、宿泊施設の方は微妙に割安で「平日であれば\40,000~宿泊可能」となっており、プレミアムテントが高い理由は「テントに盛りだくさんの設備を付けているから」ということだと思います。
お金に余裕があれば一度はプレミアムテントを使って遊んでみたいものです。
5,FBI FirstClassBackpackersInn.(兵庫県)
キャビンタイプやテントタイプの施設に宿泊することが可能なキャンプ場。
有料ですがテントをレンタルすることも出来、通常のキャンプとして楽しむことが可能なのも魅力の1つ。
まるで海外にいるよう!? 非日常を楽しめるのが魅力
キャビンタイプであれば大型のBBQグリルやハンモックなどが設置してあるタイプのものがあり、近くに海があるおかげで波音をBGM代わりにくつろぐことが可能となっています。
夜になれば満天の星空の星空を眺めることができるばかりか、ビーチバーの小洒落た雰囲気の中お酒を楽しむことも可能(昼間はカフェとして営業)。
部屋の作りも日本にある通常のホテルなどとは異なり、その雰囲気が日本にいることを忘れさせてくれるような空間を作り出しています!
料金も安価なものであれば\20,000前後となっており、非常にリーズナブル!
個人的なオススメは、大型のグリルをウッドデッキに設置し、海外ドラマの1コマにありそうな雰囲気を醸し出している「BILLY」タイプ(\30,000~)か、「JERRY」と呼ばれるベルギーから輸入したコットンテントを使用したタイプ(\25,000~)がオススメかなと。
どちらも普通のキャンプやホテルでは真似出来ないような空間を演出してくれていますので、日常を忘れてどっぷりと非日常に浸かりたい人に体験していただきたいです。
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