先日、交響詩篇エウレカセブンの新劇場版であるハイエヴォリューション1を見てきたのでその感想とネタバレを書きたいと思います。
ですがその前に……
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こちらの記事で、
もしも彼氏や彼女がエウレカセブンを知っており、見に行こうと誘われたら行って損はないです!
とか書いてますが、初見の人は連れて行ってはダメです!
エウレカが何者なのか?
コーラリアンが何なのか?
それすら理解できないままに映画が終わってしまいますので、間違っても見たことのない彼氏や彼女を誘って行ってはいけません!!
サマー・オブ・ラブの全貌が明らかに
これは良かった点なのですが、原作アニメでは描かれていない サマー・オブ・ラブ がしっかりと描かれており、ホランド・タルホ・ノヴァクなどメインキャラの昔の様子が描かれています。
タルホは最年少少尉とかいう立ち位置で有能っぷりを発揮しており、
どこぞの新劇場版に登場する葛城ミサトと似たような格好をしておられます。
ホランド・ノヴァク兄弟もサマー・オブ・ラブで発生したトラパーの波に乗れる唯一? の戦闘員として描かれており、兄弟揃って他を凌駕する技能を持っていることを証明しています。
ただ、二人の師匠であるアドロック・サーストン(レントンの父親)も普通にトラパーの波に乗れているので、当時はそれほどトラパーの波にのってLFOを扱うというのは主流ではなかったのかもしれません。
はっきり言って説明不足もいいところ。
また、エウレカが人型コーラリアンであることがこの時点で判明しており、エウレカに感情のもととなるものを与えたのがアドロック・サーストンだということが描写されております。
時系列がぐちゃぐちゃでわかりづらい
10年前のサマー・オブ・ラブから始まったと思えば、現在の時系列に移動し、そこからは数日前、数年前を繰り返し移動。
はっきり言って原作アニメを見終わっていなければまったく理解できないうえ、原作アニメを見まくっている状態でも「なんでこんな順番でやる必要がある……」と思わざるをえません。
個人的には、
1,サマー・オブ・ラブ
2,ビームス夫妻のところからレントンが家出
3,家出中にエウレカと出会う
4,ゲッコーステイトでのストーリー
5,レントンがゲッコーステイト離脱
6,ビームス夫妻に見つかる
7,ビームス夫妻が戦線復帰+ゲッコーステイトとの戦闘予告
8,レントンがビームス夫妻に別れを告げる
で良かったんじゃないのかと……
新規映像も少ないことですし、もう少し初見の人に配慮したみせ方をしても良かったのではないかなと(´ω`)
ビームス夫妻が共にいい人すぎで泣ける
「まったく年頃の息子を持つってのは……」
「いいものでしょ」
原作アニメでもそうでしたし、原作アニメの映像を使いまわしている今作でもそうですが、ビームス夫妻がいい人ですね!
原作とは違い「レントンの義親を9年もしている」のですし、もう少しそのあたりを掘り下げてくれると深みが出てよかったんじゃないかなーと思うのが残念なところです。
パパママ呼びをお願いするのも遅すぎるんじゃね? って感じだし、9年も一緒にいるにしてはレントンが他人行儀すぎるのも違和感。
引き取られたときの年齢考えれば、もっとなついていても良さそうなもんなんですけどねー(´ω`)
ビームス夫妻はVol.1では死なない+アネモネアイドル説浮上
完全に死ぬところまでやると思っていたわけですが、ビームス夫妻は死にません。
ハイエヴォリューション2に持ち越しという形なんですが……
次回予告見てる限り死ぬ気がしない(;´Д`)
LFO使ったサッカーとか、アネモネ率いるアゲハ隊? がアイドルとかそんな設定いらんのですよ!
劇中に通行するバスにもアネモネの顔がデカデカとペイントされているし、
このアネモネさんはどこへ言ったんですか?
あんなキラキラしたのはアネモネではありませんし、ドミニクの立場はどうなるん?
元からあんなに輝いてたら、バレエ・メカニックの感動シーンとか絶対にカットでしょ?
エウレカも既に半コーラリアン化してるし、新劇場版とか銘打って原作アニメ映像を使いまわすならストーリーや設定を変に弄って駄作にする必要はないと思うんですけどねー(;´Д`)
まとめ
正直言って「これは酷い!」と言いたくなる内容でした。
内容そのものを否定する気はありませんが、もう少し何とかなっただろうと……
完全に説明不足で初見さんお断りの映画なので、カップルで見に行った(どちらかが初見)場合はVol.2を一緒に見に行こう! とは絶対にならないです。
私も嫁に「Vol.2見るなら1人でお願いします」と言われてしまいましたしねorz
原作アニメを知っていることが前提のレビューであれば、
★★☆☆☆~★★★☆☆の評価。
原作アニメを知らないのであれば、
★☆☆☆☆~★★☆☆☆の評価。
って感じですかね?
次回予告を見た限り、Vol.2からは新規映像も多そうなのでそこに期待したいところです。
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