文章を書くうえで、必要になるライティング技術。
私はブログの記事を書くときにたいして推敲などをおこなっておらず、ライティング技術を磨くという行為も行っていませんでした。
ですが今や、ブログは群雄割拠の時代になってしまい、ライティング技術はもちろんのこと、記事の推敲をして質を高めるという作業が必須になりつつあります。
とはいえ、実際にやると1記事に数時間とられることも珍しくなく、記事数を増やそうと思えば思うほど推敲作業をサボってしまいがち。
これではいけないと思い、ライティングの勉強も兼ねて複数の本を読んだので、感想とともに推敲もおこなった真面目な文章をお見せしたいと思います。
沈黙のWebライティングを読んだ感想
今回、ライティングの勉強をするために複数の書籍を読んだのですが、わかりやすかった&ネットで無料閲覧(書籍とは一部異なる)できるということで、株式会社ウェブライダーから出版されている「沈黙のWebライティング」について書いてみたいと思います。
※株式会社ウェブライダーはWordPressの有料テーマである「賢威」や校閲支援ツール「文賢」なども販売している会社で、SEOコンサルティングに関して驚くほどの実績をもった会社です。
7つのエピソードで、Webライティングをわかりやすく&面白く説明
今回読んだ「沈黙のWebライティング」は、7つのエピソードでWebライティングに必要なものをわかりやすく、そして会話形式で面白く説明しています。
わざわざ全部読むのが面倒なズボラな人のため、簡単にどんなことが書かれているか説明しましょう。
1,SEOライティングの鼓動
エピソード1である「SEOライティングの鼓動」では、SEOを意識したコンテンツを作るための情報が書かれており、どのように書けばSEOに強いライティングができるのか? に焦点が当てられています。
Googleの提供しているアナリティクスやキーワードプランナーだけではなく、検索エンジン(Google)に好かれる記事がどんなものなのかが一目瞭然!
知っていると知らないでは大きな差がうまれることも書かれていますので、ライティング技術なんか勉強する必要が無いと思っている人も、SEOのために目を通して見るとおもしろいかもしれません。
2,解き放たれたUSP
エピソード2である「解き放たれたUSP」では、タイトルにある通り USP(Unique Selling Proposition) について書かれています。
USPとは何か? というと「他にはない独自の強み」のことであり、私のブログでいうと「女装男子が運営している雑記ブログ」ということ。
女装男子が運営しているため、普通の男性では扱いづらい化粧品だったりメイク、ダイエットやボディケア系の記事を扱いやすいというのが特徴ですね。
実際は他にも同じ USP をもったブログというのは存在しているので、「女装男子が運営している雑記ブログ」だけでは他にはない独自の強みとは言えませんが。
これから新しいブログを立ち上げようとしている方には、目から鱗が落ちるような情報が書かれているかもしれません。
3,リライトと推敲の狭間に
エピソード3である「リライトと推敲の狭間に」では、リライトや推敲をする時の注意点やポイントなどが書かれています。
改行や行間を意識したり、いらない言葉や表現をカットしたりと具体的にどんなことに注意すればいいのか? をしっかりと教えてくれます。
一番のポイントは「ファスト&スロー」という、ダニエル・カーネマン氏の書いた書籍の内容である「人間がとる行動は直感的かつ感情的な要員によるものが大きい」ことについて詳しく説明してあることでしょう!
「そんなこと意識して書いてない!」と、思えることを知ることができます。
4,愛と論理のオウンドメディア
エピソード4である「愛と論理のオウンドメディア」では、オウンドメディア――自社が所有し、運営しているメディアの展開方法を学ぶことが可能!
コンテンツマーケティング(読み手に新しい気付きを与える、マーケティング手法)についても触れており、感情と論理的思考をいかにうまく取り入れるかについても勉強することができるでしょう。
オウンドメディアと銘打っていますが、雑記ブログや特化型ブログの記事を展開するうえでも参考になるので、記事のネタやアクセスが伸び悩んでいる人にオススメです。
5,秩序なき引用、失われたオマージュ
エピソード5である「秩序なき引用、失われたオマージュ」では、引用やオマージュに関することも書かれていますが、メインはエピソード4の続きの話。
コンテンツ(記事)がどれだけ重要かについて掘り下げており、ブログの運営方針などを考えなおすことで「SEOの思考」について学ぶことができるでしょう。
6,嵐を呼ぶインタビュー
エピソード5である「嵐を呼ぶインタビュー」では、記事を外注するときの注意点や取材などで気をつけるポイントを知ることができます。
記事を外注しない方からすればあまり関係のないエピソードですが、書籍版では「SEOに強いライターの育成方法」も記載されているので、自身がSEOに強いライターになるための勉強法を学ぶことができるでしょう。
その方法を「沈黙のWebライティング」を読んだうえでオススメしているブロガーは、全員がこの手法を知っているんです!
知らずに実践できている人や、ライティングの勉強をしてすでに実践している人と、そうでない人では、記事の分量が同じでもSEOに対しての質が違うということを知っておきましょう。
7,今、すべてを沈黙させる…!!
エピソード7である「今、すべてを沈黙させる…!!」では、今までのことを踏まえたうえで「バズ」につながるコンテンツを作成するコツが書かれています。
私は今まで「バズ」を経験したことがないのですが、「あー、そう言われるとバズる要素なんて皆無だな」と納得させられるものでした。
逆にこれらの法則のようなものを知ってから、バズっている記事を読ませてもらうと「ここがウケてバズってるんだな」というのがはっきりとわかるようになること間違いありません。
沈黙のWebライティングに興味が出て、ここまで読んだあなたへ
今まで自由気ままに記事を書き、ライティングの勉強をしたことがなかったけど、この記事を読んで少しは勉強しないとダメだな……なんて考えたあなた!
私の仕掛けた罠に、まんまとハマってしまったということです!!
ライティング技術を向上させたいという理由もあるでしょうが、エピソード6やエピソード7の解説を見て「焦り」や「バズへの興味」を駆り立てられたのならば、
という感じ。
死神リュークも「人間ておもしろッ!!」と太鼓判を押してくれていることでしょう!
どうしてそんな風に思ってしまったのか?
それは「沈黙のWebライティング」に書かれていますので、試しに無料版でも読んでみるといいと思います。
無料版では詳しく説明されていないことが書籍には書かれていますので、さらに詳しく知りたい場合は書籍を購入するといいんじゃないかな!
価格が2,000円+税と少々お高いですが、それに見合う価値はあるんじゃないかなと。
Webマーケティングが勉強できる「沈黙のWebマーケティング」も無料で閲覧(書籍とは一部異なる)できますので、そちらも見てみると勉強になると思いますよ!
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
記事の作り方が載っているのはわかるけど、書き方の方法は載ってるの?
ライティング技術の向上ということで、文章自体をうまく書きたいというあなたには、正直なところ上で紹介している二冊の書籍は役に立ちません。
「沈黙のWebライティング」に書かれているのは、あくまでもSEOに強い記事の書き方であり、文章の書き方ではないからです。
じゃあ買う意味ないや!
そう考えるあなたには「文賢」がオススメでしょう。
文賢も株式会社ウェブライダーが販売しているもので、校閲支援ツールと呼ばれるものなのですが、文章の悪いところを徹底的に指摘してくれます。
これを使うことで、推敲や表記ゆれなどを一発でチェックできるだけではなく、2,000を超えるたとえ表現で、あなたの文章を魅力的なものに変えてくれるでしょう!
この記事も「文賢」を使ってチェックしているので、この記事を読んで少しでも魅力を感じたのなら、どんなものか見てみるだけでも価値はあります。
本来なら 10,800円 する初期費用が、2017/12/21 まで 5,400円 になっているので、書いた記事の推敲に時間をとられている人は試しに導入してみてはいかがでしょう?
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