『ウォーキング・デッド』は、ゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求めてウォーカーの集団から逃れつつ旅をする少人数のグループを描く。ウォーカーとはあらゆる生き物をむさぼり食う動く死人で、人間は脳が無事なまま死亡するとほぼ確実にウォーカーになってしまう。ウォーカーの群れ、事故、そして生存者による略奪など、敵意に満ちた世界で日々直面する試練にもめげず、グループが人間性を保とうと奮闘するジレンマが主に描かれる。
第一話「目覚めの朝」
主人公のリックと友人で同僚(保安官代理)のシェーンがパトカーの中で会話していると、無線に逃走者追尾の応援要請がくる。
犯人は白人二人組で警察に発泡しており、リックとシェーンを含む1班と3班が逃走者の進路にタイヤをパンクさせる罠を張って待機。
そこへ逃走者がやってきて、タイヤがパンクしたことにより逃走車両が横転。
闘争車両から出てきた犯人と銃撃戦になり、二人の犯人を射殺するが存在を知られていなかったもう一人の犯人にリックが銃撃される。
病院に運ばれ目を覚ましたリックは、シェーンが花束をもって見舞いに来たシェーンと会話しているつもりだったが返事がないことを不審に思いあたりを見渡す。
シェーンが持ってきたばかりだったはずの花は枯れており、自身に繫がっている医療機器も動作していないことに気がつく。
身体を無理に動かしベッドからおりたリックは、自身につながっていた点滴のハリなどをすべて引き抜き現状を確かめるため病室の外へ。
病院の廊下は荒れ果てており、電話などもつながらない状態になっている。
それでも先へ進むと、人が死んでいるのを発見し銃痕のついた壁や「DONT OPEN DEAD INSIDE(開けるな 死人がいる)」と書かれた扉と、その中にいる何かの存在を知る。
病院の外に出ると死人が白い袋に詰められた死人が並べられており、リックは傷心状態のまま自宅へと戻る。
妻であるローリーと息子のカールを探して叫び声を揚げるが、家の中には誰もおらずどうして良いのかわからない状態で、これが夢なのか現実なのかわからず目を覚ませと自分に言い聞かせる。
家の外に出てみると、道路を歩いている人がいたので手をあげてみるが反応はない。
その時、背後から黒人の少年(デュエイン)にスコップで殴られ、黒人の男(モーガン)が道路に歩いていた人のようなものを撃ち殺す。
倒れているリックに近づいたモーガンが「身体に巻いている包帯はなんだ?」と尋ねられるも、リックはそこで意識を失う。
再び目を覚ますと両手を縛られた状態でベッドに寝かされており、モーガンに色々と尋ねられる。
拘束を解かれたリックがリビングへ移動すると、そこは友人の家であることがわかるがモーガンは空き家だったからいると答える。
またリックは、モーガンに対し「人を撃ったろ?」というものの、モーガンは「あいつは”ウォーカー”だ」と答える。
現状を理解していないリックに、モーガンが何も知らないのか尋ねるとリックは今朝病院で目覚めたことを話す。
するとモーガンは今の世界がどのようになっているか、ウォーカーがどのような存在であるかを教えてくれる。
その夜は静かにして過ごし、翌朝になって家の外に居たウォーカーをバットで殴り殺す。
リックはモーガンとデュエインを連れ自宅へ戻り、ローリーが写真やアルバムなどをもって何処かへ避難しているのだという。
するとモーガンは自分の妻も同じだったと笑いながらリックに返す。
自宅での会話でアトランタに大規模な避難所があり安全だという情報を得たリックは、保安官である立場を利用し警察署内にある大量の銃を持ち出してアトランタへ向かうという。
モーガンは妻がウォーカーのまま近くにいるせいで身動きが取れなくなっており、そんなモーガンにリックはライフル銃を渡して二人と別行動を取ることになる。
モーガンはリックにもらったライフル銃で妻のウォーカーを撃ち殺そうとするが、決心がつかずに殺すことができないでいた。
リックがアトランタへ移動しながら無線を使っていると、生存している郊外のグループのもとに無線が届く。
だが、受信側の無線機が壊れており互いに通信をすることができない。
そしてこの生存者グループにはリックの同僚であるシェーンがおり、他にも数名の生存者が共同生活を送っていることがわかる。
さらにリックの妻であるローリーとカールもこのグループに所属しており、リックが死んだと思っているシェーンとローリーがいい感じに出来上がっている。
アトランタへ向かう道中で車のガソリンがなくなったリックは、ガソリンがもらえないか訪ねようと道中で発見した家を訪れる。
そこには頭を撃ち抜いて自殺した夫婦がおり、ガソリンがもらえないことがわかると周囲の散策をする。
そこで1頭の馬を見つけ、リックは馬に乗ってアトランタへと移動する。
アトランタにはウォーカーの群れがいて、ウォーカーに驚いた馬に振り落とされたリックは近くに乗り捨ててあった戦車の中に避難する。
どうすることもできないと悟ったリックがどうしようかと頭を抱えていると、戦車内の無線から「そこのアンタ、戦車の乗り心地は?」と男の声が聞こえてきた。
主な初登場人物
リック・グライムズ
当作品の主人公でジョージア州在住の保安官代理。
コルト・パイソンの6インチ拳銃を所持しており、保安官代理のため銃器の扱いに長けている。
シェーンと同じく生存主義者な一面もあるが、基本的には先のことを考えながら行動する人。
ローリー・グライムズ
リックの妻でありシェーンの愛人。
私の中のウォーキング・デッドで嫌いな女性、ぶっちぎり1位を獲得している自己中心的な人。
状況が状況だけに理解できないでもないが、再開したときには親友に寝取られていたリックの気持ちを考えると笑えるものも笑えない。
カール・グライムズ
リックの息子で生意気な少年。
シーズンを重ねるごとに強キャラ化していくという素晴らしいポテンシャルを秘めた怪物。
シェーン・ウォルシュ
ジョージア州在住の保安官代理。
アトランタ郊外のキャンプを仕切っており、リック同様銃器の扱いに長けた強キャラ。
生存主義者であり死者が蘇る世界に素早く対応した人物の一人でもある。
モーガン・ジョーンズ
リックが目覚めた後、初めてであった生存者の大人。
妻のウォーカーを殺せないなど甘い一面を見せているが、そのせいで息子が殺されるという残念なシーンに出くわすことに……。
デュエイン・ジョーンズ
リックをウォーカーと勘違いして、スコップで殴り飛ばすガッツある少年。
名前だけは再登場するが、ウォーカーである母を隠れていた家の中に入れてしまい殺される残念な少年。
個人的にはカールとともに強キャラへと成長してほしかった。
デール・ホーヴァス
個人的に作中でもっとも嫌いなキャラ。
アトランタ郊外のグループでアドバイザー的な立場にいるが、シェーンのような生存主義者ではないためキレイ事で物事を片付けようとする。
精神面で環境に全く適応できていない人物でもあり、シーズンを重ねるごとにウザさが増していく。
シーズン1 第一話を見た感想
目覚めた直後に世界が終わってたら現実逃避したくなるのは当然だし、大規模な避難所があるとわかればそこへ向かうのも当然のこと。
まだ物語は始まったばかりなので、これから先がどうなるかに期待したいところ。
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