ハチミツとは蜜蜂が花の蜜を採取し巣の中で加工・貯蔵したもののことを言いますが、元々は”Apis mellifera(アピスメリフェラ)”と名付けられ、ハチミツを『作る』のではなく『運ぶ』蜂として認識されていたそうです(´ω`)
Apisはラテン語で「蜂」を意味し、mellifera は「蜂蜜」を意味する melli- と「運ぶ」を意味する ferre から成っているそうです。
名付け親である「カール・フォン・リンネ」は蜜蜂が花蜜を運ぶのを知らなかったためにこのような名前をつけたそうですが、後の出版物ではApis mellifica(蜂蜜を作るハチ)に名称を変更したというなんとも言えない話があります。
クレオパトラや古代ローマ皇帝の妻も使用していたハチミツの美容効果!
ハチミツは古代エジプト・ギリシャの時代から化粧に使用されており、クレオパトラ7世はハチミツを用いて化粧を、古代ローマ皇帝ネロの妻はハチミツとロバの乳を混ぜたローションを使用していたと伝えられています。
また、外科的な治療に用いられるほど殺菌力も高く「チフス菌は48時間以内」に「パラチフス菌は24時間」で、「赤痢菌も10時間」で死滅するほどの効果を持っています。
ニキビにも効果がある!? アクネ菌や黄色ブドウ球菌まで退治する!
殺菌力が高いということは、当然ニキビの原因である「アクネ菌」や「黄色ブドウ球菌」も退治することが出来ます。
し・か・も、ハチミツによってもたらされる殺菌効果は肌に住んでいる悪玉菌に作用こそするものの、善玉菌を傷つけたり殺菌して退治してしまわないというから驚きですよね?
そのうえハチミツの糖分には肌を整える作用があり、成分に含まれているビタミンB1は皮膚の血行をよくして新陳代謝を高める働きまでしてくれます!
ニキビの原因を潰しつつ、肌の新陳代謝を高め美肌を早く取り戻すことが出来る!
POINT
ハチミツを選ぶ際のポイントとしては、非加熱で100%天然の物を選ぶことをオススメします。加熱することによって成分が壊れてしまうものもあるからです。
また、色の濃いハチミツのほうが抗酸化力が高い傾向にあり、美容のために使用するのであれば色の濃いハチミツを選んだほうが良いでしょう
ハチミツの成分がもたらす肌への影響力
女性の天敵であるシミやシワはメラニンが原因と言われていますが、それを抑制するための成分であるビタミンC がハチミツには含まれています。
そのためシミやシワができにくい状態を作ってくれると同時に、アミノ酸の補充までしてくれるため肌に必要な栄養素であるコラーゲンを作りやすくしてくれる効果もあります!
コラーゲンを作りやすくしてくれるとどうなるのかというと、「真皮」と呼ばれる肌の弾力や形などを保つ部分――真皮乾燥重量の70%がコラーゲンで出来ており、体を構成している全タンパク質の30%にも及ぶものを作りやすくしてくれるのだからすごいですよね?
一般的に真皮のコラーゲンが一通り代謝するのには約2~6年かかると言われています。それを作りやすくしてくれれば代謝までの期間が短くなり、いつまでも若々しくハリのある肌を保つことができるようになるかもしれません。
POINT
40代以降になると新しくコラーゲンが作られることは殆どありません。それがシワやたるみの原因となっていますので、40代になる前から体がコラーゲンを作りやすい環境を整えてやることでシワやたるみの発生を遅らせることが可能です。
ハチミツを食べることによって得られる美容効果!
ハチミツが喉に良いなんて話を聞いたことがある人は少なくないと思いますが、どうして喉に良いのか? それは先程説明したことが関係してきます。
まず一つ目が、糖分8割に水分2割の高濃度で粘度の高い液体であること。続いて、高い殺菌作用を持っていることがあげられます。
また外科的な治療にも用いられると書いていますが、それは殺菌力だけではなく新陳代謝の活性化による創傷再生促進効果があるからだとされています。
同じ甘いものでも大きな違いがそこにはある!?
「ハチミツ」も「砂糖」も同じブドウ糖と果糖を主成分とするものですが、この2つには大きな違いがあります。
ハチミツに含まれるブドウ糖と果糖は分離しているのに対し、砂糖に含まれるブドウ糖と果糖は結合していてショ糖と呼ばれる状態のものになっていることです。
ショ糖は分解するのに大量の酵素を必要とし、酵素によって消化しきれず腸内にとどまってしまうと悪玉菌を増やす原因になってしまいます。
ですが、ハチミツに含まれているのはショ糖ではないため分解するために酵素を必要としないため悪玉菌を増やすことがありません。それどころか、アミラーゼやマルターゼなどの酵素が含まれているため消化不良を起こりにくくしてくれます。
ビフィズス菌を増やし腸内フローラを整えてくれる
ビフィズス菌といえばヨーグルトを思い出しますが、ハチミツを体内に取り入れることでもビフィズス菌を増やすことが出来ます。
その理由は、ハチミツに含まれるオリゴ糖やグルコン酸が腸内環境の改善を手助けし、さらにビフィズス菌を増やす働きがあるからです。
善玉菌であるビフィズス菌が腸内で増えれば腸内環境が改善され、健康を維持するだけではなく便秘などの解消にもつながるため体内から悪い物質を排出する手助けもしてくれるということ。
睡眠の質を高めるだけではなくダイエットにも効果的!
“夜に食事を取ると太る“なんてのは今は常識になっているわけですが、なぜ太ってしまうのかをしっかりと理解していない人もいると思います。
夜に食事を取って太る原因は、胃が消化のために働き続け良質な睡眠をとることが出来ず、その結果成長ホルモンの分泌量が少なくなって脂肪燃焼効果が薄れてしまうから。
ですがハチミツには良質な睡眠をもたらす効果が含まれていると言われており、睡眠をしっかりととることで成長ホルモンが分泌されやすくなって脂肪燃焼効果が高まるわけですね(´ω`)
POINT
ハチミツを食べるからと言って寝る直前などに食事をすると、胃が消化のために働き続けてしまいますので良質な睡眠と成長ホルモンの分泌を妨げることになるので注意しましょう!
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