2018/10/17 19views

家庭用脱毛器の効果を口コミではなく「論文」などから検証してみた

家庭用脱毛器の効果を口コミではなく「論文」などから検証してみた

「家庭用脱毛器 効果」で検索をかけると、家庭用脱毛器の販売サイトに記載してあることや自身の体験を元に効果がある・効果がないを判断しているサイトが非常に多いです。

私も「 家庭用脱毛器「ケノン」を1年使ってみた効果と結果を徹底解説!!」で、自分が使って感じた効果を掲載していますが、ぶっちゃけるとこれも私自身の体験でしかありません。

つまり再現性にとぼしく、「家庭用脱毛器を使えば、誰にもでも効果が現れるのかどうかわからない」というのが問題だなーと感じたので、論文やら検証結果を調べまくってみました。

結果だけ先に言ってしまうと、家庭用脱毛器でも永続的な脱毛およびターンオーバーの促進効果が期待できるとわかったので、順番に説明していきましょう。

※この記事における内容は、企業がおこなっている家庭用脱毛器の効果実験や検証論文などを元にしており、個人の体験や感想・口コミを元にしたものではありません。

スポンサーリンク

家庭用脱毛器でも永続的な脱毛効果が期待できます←結論

家庭用脱毛器やサロンで多く採用されているフラッシュ脱毛と、クリニックで多く採用されているレーザー脱毛の違いですが、光の波長が違うということです。

私が使っているケノンはパルスライト(以後、IPL)というもの使っていますし、クリニックではダイオードレーザーやYAGレーザーなどをもちいて脱毛をおこなっています。

もちろんサロンやクリニックでもIPLを使っている場所はありますし、どっちがいいの? と問われた場合、自分が満足できる方を使っておけばいいでしょう。

なぜなら、IPLとYAGレーザーのように波長の違う光脱毛方法でも、有効性に差がないという比較結果が出ているんですね(部位によって多少の差はある)。

しかもIPLのほうが副作用が少なく、満足度スコアが高いと。

さらにだ、腋毛を対象にしたIPLとダイオードレーザーの比較検証では、2つの脱毛方法がともに有効かつ安全であり、永続的な効果(18ヶ月間毛が生えてこない状態を維持)を生み出すことができると報告されています

参考元 NCBI(米国立生物工学情報センター)
参考元 NCBI(米国立生物工学情報センター)
参考元 NCBI(米国立生物工学情報センター)

参考元を見ても英語でわからないって方は、パナソニックが「 低出力キセノンフラッシュによる肌質改善・毛成長抑制法」という記事をだしているので、それを見てみるといい。

クリニックやサロンで使用されているような高出力のフラッシュランプと比べ、きわめて低い出力のフラッシュランプでも、肌質改善及び毛成長の一時的な抑制効果が得られることを見出したと記載されているから。

家庭用脱毛器では永久脱毛は絶対にできないと言い切っているサイトが複数ありますが、IPL・ダイオードレーザー・YAGレーザーで有効性の差はほとんどなく、いずれでも永続的な効果を生み出すことができると報告されている以上、断言するのはおかしいですね。

あくまでも医学的観点から見た場合、「医療レーザー脱毛以外の光脱毛では、永久脱毛できないとされている」としたほうが正しいです。

サロンと家庭用脱毛器ならどっちを選ぶべき?←好きな方でいい

最近はサロンでの全身脱毛も非常に安くなっているので、近場にサロンがあって安価で通えるのであれば、そちらで脱毛すればいいでしょう。

ただサロンは医療機関ではないので、なにか肌トラブルがあっても責任を負ってくれませんし、最初にサインする書類のおかげで裁判などに持ち込むのも難しいことが多いです。

国民生活センター(PIO-NET)も注意喚起をしていますが、サロンで脱毛するぐらいならクリニックに通ったほうが確実で安全です。

なぜなら、サロンは講習を終えただけの素人が脱毛処理をしている可能性がありますが、クリニックは医師免許をもった方が脱毛処理してくれるので安心できますよね? ってこと。

だったらサロンを選ぶ意味なんてないじゃない!

と思うかもしれませんが、サロンとクリニックでの脱毛金額を比較した場合、サロンのほうが圧倒的に安い場合が多く、場所によってはWeb予約だと初回0円で体験できる場所もあります。

効果は家庭用脱毛器とそこまで変わらないですが、家庭用脱毛器で全身くまなくというのは非常に難しいので、

  • どこを脱毛したいのか?
  • どれぐらいの金額までだせるのか?
  • 思っているよりも効果がなかったときに後悔しないか?

を考えて、どちらにするか選べばいいと思います。

ただ光脱毛はさまざまな検証データから、照射回数が少ないほど毛量の減少率が少ないという傾向があるので、家庭用脱毛器を毎日つかって効果が見られないようであれば、サロンで施術してもほとんど効果は見込めないと思っておきましょう。

クリニックとサロンならどっちを選ぶべき?←クリニック1択

先程サロンでのトラブルが多数報告されていることは言いましたが、クリニックでもトラブルの例は報告されています。

ですがクリニックは医者が施術しているので、なにかトラブルが起きた場合でもすぐに対処してもらうことが可能なうえ、トラブルの報告件数もサロンの1/3程度と少ないです。

また脱毛による効果も「IPL・ダイオードレーザー・YAGレーザーで有効性の差はほとんどなく、いずれでも永続的な効果を生み出すことができると報告されている」と記載していますが、医療レーザー脱毛とサロンでおこなっている光脱毛は効果がまったく違う点にも注意が必要

医療レーザー脱毛は毛根を破壊して毛が生えてこないようにしますが、サロンでおこなう光脱毛では毛根を破壊してはいけません。

※厚生労働省からの通知(平成13年11月8日)
<脱毛行為等に対する医師法の適用>
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1)用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為

医療レーザー脱毛は毛根が破壊されてなくなるので永久脱毛を謳えるけど、光脱毛は毛根を刺激して毛が生えるのを抑制しているだけだから、永久脱毛とはいえないよね? ってのが、医学的見解なんですね。

ただレーザー脱毛も光脱毛も歴史が長いわけではないので、ニードル脱毛と比べた場合に永久脱毛と言えるのかどうかは疑問が残るところで、光脱毛でも特定の条件下でなら永久脱毛を謳えるようになる可能性はあります。

光脱毛は照射回数で効果が変わるの?←多いほど効果が高い

ダイオードレーザー・YAGレーザーとIPLによる光脱毛では、効果が違うにもかかわらず有効性にほとんど差がない理由は、照射回数の違いになります。

ダイオードレーザーYAGレーザーなど、医療レーザー脱毛で使うようなものは連続して同じ部位に使うことはできませんが、光脱毛で扱うような低出力の機器は連続して同じ部位に使っても、使用方法が正しければ問題ありません。

サロンなどでは毛周期に合わせてつかわないと効果がないから、◯ヶ月に1回の施術なんてふうにしていますが、実際はしっかりと冷却などをし肌に合わせた出力で行えば毎日やっても副作用はほとんど出ませんし、安全性も確認されているんですね(連続して10日程度まで)

家庭用脱毛器でも毛周期に合わせて2週間に1度程度みたいな使用方法が書いてありますが、その使い方による4~6回施術したあとの平均的な脱毛量は最終施術の4週間後に36%で、12週間後に10%となっており、ダイオードレーザーやYAGレーザーと比べると著しく数値が落ちることも判明しています。

参考元 NCBI(米国立生物工学情報センター)

つまり照射回数が少ない場合、光脱毛とレーザー脱毛では有効性に大きな差が現れ、光脱毛の照射回数が増えるほど有効性に差がなくなるということ。

また毛周期が成長期初期の段階で使うのがもっとも効果が高いとのデータがあるので、照射回数を増やすことで確実に成長期初期の段階で光脱毛を行うことができるようになります。

このことも脱毛量の減少に影響があると考えられるので、光脱毛を行うのであれば肌トラブルにならない程度に高頻度で照射するのが効果的です。

毛周期とかよくわからないんだけど←気にする必要ありません

よく家庭用脱毛器やサロンでいわれるのが、毛周期が成長期初期のときに使うと効果が高いというもの。

これは間違ってはいないのですが、成長期の初期に使ったほうが効果が高いだけで別にいつ使っても問題ありません。

それどころか、脱毛器で処理をした後に毛を抜くと効果がなくなるといわれているにもかかわらず、上記しているパナソニックの検証結果では「脱毛後に光照射をおこなったほうが抑毛効果発現に有効である」としている。

つまり家庭用脱毛器で効果が現れづらいとされているヒゲなどの部位は、一度毛を抜いてから脱毛器で処理をしたほうが抑毛効果が高くなる可能性があるということ。

何度やっても効果があらわれない場所は、一度抜いてから処理してみるといいかもしれませんね。

上記していますが、サロンや家庭用脱毛器の使用方法を律儀に守っていては、効果的な時期に施術できていない可能性も考えられるので、その場合は効果が著しく低下すると考えておきましょう。

副作用ってあったりするの?←光脱毛でもレーザー脱毛でもある

家庭用脱毛器を使って自分で脱毛したときに怖いのが副作用ですが、家庭用脱毛器を使おうがサロン・クリニックで施術しようが、副作用が出るときはでます

Purpura induced by laser hair removal: a case report ではレーザー脱毛による「紫斑症」が確認されていますし、「硬毛化」や「多毛化」といった副作用がでたケースも報告されています。

また肌に合わない出力で照射すれば火傷することもありますし、ほくろや入れ墨など黒い部分に照射することで重大な皮膚トラブルになることも少なくないです。

光脱毛(レーザー脱毛を含む)は歴史が短いので、永続性や副作用などははっきりとわかっていませんし、永久脱毛の定義も「最終施術日から1ヵ月後の毛の再生率が 20% 以下である脱毛法」なので、永久脱毛したけど毛が生えてくるってこともあるわけ。

そのため副作用を気にするのであれば、家庭用脱毛器やサロンでの施術という選択肢はなくなりますし、自己責任で施術できるなら家庭用脱毛器でもクリニックでもそこまで有効性に差はありません。

最悪副作用が出てから病院に行けば、現在(2018/10/16(火)時点)報告されている程度の症例であれば基本的には治ります。

まとめ

家庭用脱毛器のネガティブキャンペーンをして、サロンやクリニックへ誘導している方が多数いますが、別にどっちでも脱毛できますで家庭用脱毛器だから効果が薄いとか思わなくていいです。

むしろ「家庭用脱毛器よりサロンのほうが~」みたいなこと言っているサイトを信用するのはやめましょう(クリニックを推奨している場所はまだマシ)。

どう考えても効果や安全性は クリニック>>>サロン であり、サロンと家庭用脱毛器で脱毛をおこなったとき有効性に差などありません。

それどころか手の届く範囲に限ってしまえば、照射回数の兼ね合いで 家庭用脱毛器>サロン なので、サロンを選ぶ理由なんて金額ぐらいのものです。

どこでどんな脱毛方法を選ぶかは自由ですが、webサイトに書いてあることだけ鵜呑みにせず、自分で論文や検証データを探すなどして考えて見るようにしましょう。

スポンサーリンク

関連記事