ムダ毛の処理をするとき、「脱毛」するのか「除毛」するのかで悩むことがありますよね?
せっかくムダ毛を処理するのであれば、キレイに見せたいと思うのは男性女性関係のないことで、ムダ毛を処理するための商品というのは数え切れないほど存在します。
安価でお手軽なもので言えばカミソリでの剃毛(除毛)ですし、高額なもので言えばサロンやクリニックでの脱毛などですね。
そこで今回は、家庭で簡単にできる除毛・脱毛方法である「剃毛」「毛抜き」「除毛クリーム」「ブラジリアンワックス」「家庭用脱毛器」の5種類から、どの方法がもっともキレイになるのか?
また脱毛と除毛がどう違うのかを、詳しく解説していきます。
家庭でできる脱毛・除毛方法は5種類
もっと詳しく分類すれば5種類以上ありますが、家庭でできる脱毛・除毛方法というのは基本的に5種類しかありません。
- カミソリやシェーバーによる剃毛
- ピンセットを使った毛抜
- 除毛剤を使った除毛
- ワックスを使った脱毛
- 家庭用脱毛器を使った脱毛
男性女性問わずもっとも多いのが、カミソリやシェーバーを使ってムダ毛をカットする剃毛(除毛)で、次に多いのがピンセットなどを使っての毛抜(脱毛)になります。
どちらも手軽におこなえることから処理方法として選んでいる場合が多いのだと思いますが、最近では除毛剤やワックス・家庭用脱毛器による処理も、処理後がキレイだという理由から人気になっているので、処理方法の選択肢として頭の隅のほうにでも残しておきましょう。
脱毛と除毛の違いはなに?
脱毛と除毛の違いは非常にシンプルなもので、「毛根から毛を取り除くのが脱毛」「肌の表面にでてきた毛を取り除くのが除毛」です。
家庭用脱毛器やブラジリアンワックス・電動毛抜きのようなものを使う場合だけではなく、ピンセットで毛を抜くだけでも脱毛になるので、ムダ毛処理をしている方の大半が脱毛経験済みだということ!
脱毛にはちょっと抵抗があって……なんて方でも、自分で脱毛していると考えれば、それほど敷居の高いものではありませんよね?
次に除毛ですが、これは除毛クリームなどの毛を溶かして処理するようなものから、カミソリやシェーバー・ハサミなどでムダ毛をカットすることを指します。
カミソリやシェーバーを使っての処理は剃毛と呼ぶことが多いので勘違いしがちですが、大半の方が日頃行っている処理方法は除毛にあたるということです。
なので除毛クリームとか使うのは抵抗があって……という方でも、すでに除毛は経験済みだと知っておきましょう。
脱毛と除毛だと、どっちのほうがキレイになるの?
これは間違いなく 脱毛 です。
上でも書いていますが、脱毛と除毛の根本的な違いは「毛根から毛を取り除く」か「肌表面にでてきた毛を取り除く」かの違いになります。
脱毛は毛根から毛を取り除くため、カミソリやシェーバーを使ったときに起こる剃り残しがありませんし、除毛クリームなどで毛を溶かして処理したときにおこる、毛を溶かしきれないという現象が起きません。
例としてあげるなら、青ひげに悩まされている男性が除毛をしても青ひげがなくなることはありません。ですが脱毛すれば、青ひげのないツルツルのキレイな肌になるといった感じです。
これはなぜかというと、除毛しただけでは肌の表面にある毛しか取り除けておらず、肌の下にある毛根や処理しきれていない毛が見えてしまいます。
ところが脱毛することで、青ひげの原因になっていた毛や毛根がなくなってしまうので青ひげにならないという理由ですね。
脱毛と除毛、処理が楽なのはどっち?
どっちのほうがキレイになるか? だけであれば脱毛に軍配があがりますが、そんな中で脱毛派と除毛派にわかれているのにはしっかりと理由があります。
それは、手間のかかり方がまったく違う から。
どれぐらい手間のかかり方が違うのか、方法別に見ていきましょう。
その場での処理が楽なのは圧倒的に除毛
除毛の一般的な方法としては、カミソリやシェーバーを使っての剃毛と、除毛剤を使ってする除毛の2種類あり、どちらの場合もそんなに手間はかかりません。
カミソリやシェーバーであれば剃るだけですし、除毛剤も塗って放置して洗い流すだけという簡単なもの。
極端な例になりますが、青ひげに悩まされている男性が脱毛ではなくカミソリやシェーバーによる剃毛(除毛)をし続ける理由は、時間がかからないからという理由だけです。
まったく同じ時間・手間で脱毛できるのであれば、青ひげに悩む男性のほぼ100%が脱毛を選ぶであろう程度には除毛のほうが楽に処理できます。
デメリットをあげるとすれば、処理した部位によっては効果が半日程度しか持続しない可能性があることと、肌を傷つけることで毛が濃くなる可能性があるということでしょう。
抜くだけの脱毛は除毛よりもデメリットが多い
除毛が広範囲をサラッと処理できるのに対し、脱毛は一気に広範囲を処理するということが苦手です。
ワックスを使えばシートの範囲内を一気に処理してしまうことは可能ですが、ピンセットであれば1本1本手抜きになりますし、電動毛抜きでも抜き残しが多数でて何度も処理しなければいけないことも少なくありません。
また除毛より脱毛のほうがツルツルのキレイな肌になると言いましたが、これは家庭用脱毛器やサロン・クリニックなどで脱毛処理をした場合だけです。
ピンセットや電動毛抜き・ワックスなどでも見た目はキレイになりますが、埋没毛や毛嚢炎(もうのうえん)といった肌トラブルになる場合があるほか、痛みが伴ったり処理しきれなかった場所を再度脱毛もしくは除毛しなくてはいけません。
そのため毛を抜くだけの脱毛方法であれば、除毛している方が圧倒的に楽でキレイな肌を保つことができるということです。
とはいえ脱毛すれば毎日処理する必要はなくなるので、毎日処理するのが面倒だという方はピンセットやワックスによる脱毛を選んでもいいと思います。
脱毛するなら家庭用脱毛器かサロン・クリニックで施術したほうがいい
ここまでは単純に毛をカットしたり抜くだけの処理方法でしたが、家庭で簡単にできる脱毛方法として 家庭用脱毛器 が存在します。
一昔前であれば「家庭用脱毛器なんて効果ないよ」と笑い飛ばすことができましたが、現在販売されている家庭用脱毛器はサロンで行われているフラッシュ脱毛と同程度の効果を得ることが可能。
自己処理の手間という面で見れば、除毛した後に脱毛器で脱毛という流れを2週間~3週間おきにおこなわなければならず、最初のうちはすべての脱毛・除毛方法の中でもっとも手間と時間がかかります。
ですが処理を繰り返すうち、生えてくる毛が薄くなり量が減ってくるので、最終的にはほぼ無処理でツルすべ肌を手に入れることができるように。
最初は1番面倒で手間のかかる処理方法ですが、最終的に家庭でもっとも楽にムダ毛処理できる方法が脱毛器を使ったものです。
脱毛・除毛 それぞれのメリット・デメリット
脱毛と除毛にはさまざまな方法があり、種類によって手間や効果が違うことは簡単に説明しました。
ですが、それぞれの方法にどんなメリットとデメリットがあるのかわからない……という方もいると思いますので、脱毛・除毛 それぞれのメリット・デメリットを簡単にですが紹介したいと思います。
ムダ毛処理の方法を変えようか悩んでいる方は、参考にしてみてください。
カミソリやシェーバーによる剃毛(除毛)
カミソリやシェーバーでの処理はもっとも一般的で、数多くの方が実践しているムダ毛処理の方法です。
そのためカミソリ1つ見ても、深剃りでムダ毛を目立たなくすることに特化したようなものから、刃にガードを付けて肌に傷をつけないようにしたものなどさまざま。
ですがカミソリやシェーバーでの処理にも、メリット・デメリットがあるので見ていきましょう。
カミソリのメリット・デメリット
カミソリを使用するメリットは、キレイに深剃りすることで剃毛でありながらツルツルの肌を手に入れられるというもので、処理そのものが非常に簡単なのも特徴。
デメリットは、肌を傷つけることやそれが原因で毛深くなる可能性があることと、剃毛することで肌トラブルになる方もいるということ。
シェーバーのメリットデメリット
シェーバーを使う最大のメリットは、肌を傷つける可能性がカミソリと比べ非常に少なく、水や泡などがなくても処理をおこなえること。
またカミソリ負けするような方でも、肌荒れすることなく使用することができ、サロンなどでもムダ毛処理の方法としてオススメされているほどです。
デメリットは、カミソリほど深剃りすることができないので、処理後の毛がチクチクしたり少し目立つ場合があること。
普通のカミソリよりも、シェーバーを使ったほうが肌に優しいので、剃毛でムダ毛処理をする場合は1つ持っておくといいかもしれません。
パナソニック レディースシェーバー フェリエ ボディ用 ピンク調 ES-WR50-P
価格:3,000円前後
ピンセットなどを使った毛抜き(脱毛)
ヒゲや眉毛・脇毛の処理方法としてよくもちいられ、カミソリやシェーバーの次に一般的なムダ毛処理の方法。
電動で毛抜きができる商品も販売されており、カミソリでの剃毛と同じく手軽に処理できるのが魅力の方法ですが、毛抜きにもメリット・デメリットがあるので見ていきましょう。
ピンセットのメリット・デメリット
単純にピンセットを使って毛抜きをするだけであれば、メリットとデメリットをあげるのは非常に簡単です。
メリットは確実に毛を抜くことができるというものであり、デメリットは1本ずつしか抜けないので非常に手間がかかるということ。
また埋没毛や毛嚢炎(もうのうえん)だけではなく、色素沈着によるシミなどの原因になる可能性があるといったところでしょうか?
ヒゲや眉毛ぐらいなら処理するのもそれほど手間にはなりませんが、この方法で全身のムダ毛処理をしている方はいないと思うので、似た抜き方をする電動毛抜きについても触れておきたいと思います。
電動毛抜きのメリット・デメリット
まず電動毛抜きのメリットですが、ピンセットでやるよりも早く脱毛することができ、新しく生えてきた毛がチクチクすることもありません。
電動毛抜きの扱いに慣れている方なら、剃毛よりやや時間がかかる程度のスピードで処理できるため、非常に短時間で全身の毛を脱毛できるのが特徴。
デメリットは、毛の長さを2mm~3mm程度伸ばしてからでないと使えず、グレードや機種によっては涙や笑いがこみ上げてくるぐらい痛い。
また何度やっても抜けない場所は、手で抜く必要があるということ。
この方法で手入れをおこなっている方には申し訳ないですが、ピンセットや電動毛抜きでの定期的なムダ毛処理はオススメしません。
たまに使うぐらいであれば、下記で紹介しているブラジリアンワックスと同じく使い勝手はいいんですけどね。
パナソニック 脱毛器 ソイエ ボディ&角質ケア用 ピンク ES-ED97-P
価格:10,000円前後
除毛剤を使った除毛
除毛剤はクリームタイプのものからスプレータイプのもの、ドラッグストアなどで販売しているものから、通販でしか購入できないものと、数多くの商品が展開されています。
ですが、使う商品によって天と地ほどの性能差があるので注意が必要!
Aという商品ではしっかり除毛できたのに、Bという製品では全然除毛できないなんてことはザラに起こりますので、そこも踏まえたうえで除毛剤のメリット・デメリットを紹介していきましょう。
除毛剤を使うメリット
クリームタイプ・スプレータイプを問わず、正しく使用することができれば脱毛したときと同程度のツルすべ肌を数日は保ちつづけることができます。
剃毛と違って毛をカットしているわけではないので、伸びてきた毛がチクチクしないのもいいですね♪
また商品によっては美容成分が多く含まれているので、肌がワントーン明るく見えるようになったり、肌がキレイに見えるようになるものまで存在しており、露出が増える時期には非常に嬉しいムダ毛処理方法だといえるでしょう。
抑毛効果をつけている除毛剤もあるので、そういったものは使用を続けることで毛が細くなっていき、ムダ毛処理の回数を減らす効果が期待できます。
除毛剤のデメリット
そんな女性に嬉しい除毛剤ですが、当然デメリットも存在します。
除毛なので、ツルすべ肌が維持できるのはどんなに長くても3~4日程度であり、短ければ1日しか効果が持続しない。
基本的な効果が タンパク質を溶かして除毛する なので、同じタンパク質でできている肌を痛める可能性があり、肌が弱かったり敏感肌の方は使用することが難しい。
粘膜(I・Oライン)やヒゲに対応している商品が非常に少なく、使いたい部位に使用できない場合がある。
塗り残しがあるとしっかりと除毛できず、除毛剤では連続して使えないので、シェーバーなど肌に負担のかからないもので後処理をする必要がある。
このようにメリット・デメリットのある除毛剤ですが、しっかりと処理できている部分はツルすべ肌になりますので、勝負をかけたいときや部分的に使用するにはオススメです。
ただ金額が決して安価とは言い難いものもあるので、どんな商品を買ってみるかはお財布の中身と相談して考えましょう!
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ワックスを使った脱毛
キレイに手軽に脱毛できるのが話題のワックス(以下、ブラジリアンワックス)ですが、ぶっちゃけてしまうとただ毛を抜いているだけです。
そのためメリットやデメリットは、ピンセットや電動毛抜きを使用した場合とほぼ同じになるのですが、ピンセットや電動毛抜きにはない良さもあるので紹介したいと思います。
ブラジリアンワックスのメリット
ブラジリアンワックス最大のメリットは、広範囲のムダ毛を一瞬で根こそぎ脱毛できることです。
はっきりいって最初にやるときはちょっと怖いですが、勇気を持って正しく使うことができれば、使用範囲のムダ毛は1本残らず脱毛することが可能。
ピンセットや電動毛抜きとは違い、痛いのもワックスを引っ剥がすときだけなので、痛さに弱い方でも使用範囲を限定すれば十分使用できます。
デリケートゾーンに使えるものも多数あり、毛をカットして短くする必要もないので、男性が脇毛や陰毛などをはじめて脱毛するときには1番オススメの方法です。
ただし毛が短すぎる(1cm以下)と効果が薄れるので、定期的に処理している方が使うのには向いていません。
ブラジリアンワックスのデメリット
ブラジリアンワックスのデメリットは、基本的にピンセット等による脱毛と同じです。
痛みがないと言えば嘘になりますし、埋没毛や毛嚢炎(もうのうえん)・色素沈着が起こらないかと言えばそんなことはありません。
さらに肌への負担が非常に大きいので、ブラジリアンワックスによる処理に慣れていないと肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
というわけで、ブラジリアンワックスをオススメするのは、はじめて脇毛を脱毛する男性と、デリケートゾーンを清潔に保っておきたいと考える方です。
それ以外の方が定期的に使用するのはオススメしません。
関連記事: ブラジリアンワックス「シェリークリア」を男が使ってみた結果!!
家庭用脱毛器を使った脱毛
近年販売されている家庭用脱毛器は、広範囲を短時間で自己処理できるという、素晴らしい性能を備えたものが多数販売されています。
中にはサロンで使用しているのと同程度の出力を再現しているようなものまであり、自己処理が面倒でないならサロンやクリニックに行くよりも格安で脱毛できてしまえるから驚きです。
そんな家庭用脱毛器ですが、使っているとメリットとデメリットが見えてくるので、そちらを簡単に紹介したいと思います。
家庭用脱毛器のメリット
家庭用脱毛器を使う最大のメリットは、最終的にムダ毛の処理をほとんどしなくていいということでしょう。
「 家庭用脱毛器「ケノン」を1年使ってみた効果と結果を徹底解説!!」の記事で書いているように、元々が剛毛で毛深い私でも、1年使い続ければ2ヶ月から3ヶ月に数本のムダ毛を処理するだけでいいようになりました。
サロンやクリニックに通う必要もなく、テレビなどを見ながらおこなえるので、手間はかかりますがそれに見合った効果をしっかりと発揮してくれます。
機種によってはフォトフェイシャルができる脱毛器もあるので、小じわやシミ対策もできるのが嬉しいですね♪
家庭用脱毛器のデメリット
ムダ毛に悩まされている方からすれば、メリットがデメリットを打ち消してしまいそうですが、家庭用脱毛器にもしっかりデメリットが存在します。
それは1人で全身を自己処理するのは非常に時間がかかるというもので、1度の施術で全身やろうとすると数時間かかることも珍しくありません(初期段階のみ)。
そのためムダ毛が薄くなったり生えてこなくなるまでは、うまく使う方法を考えないと長続きせずやめてしまう可能性があります。
効果がある家庭用脱毛器は、サロンやクリニックと比べれば安価でも、電動毛抜きやシェーバーと比べた場合は非常に高額ですので、それがムダにならないよう頑張らなければなりません。
家庭で手軽にできる脱毛・除毛方法は数多くありますが、家庭用脱毛器による脱毛がもっとも効果的です。
きちんと続ければ効果がありますし、ムダ毛を気にする必要がなくなるというのは非常に嬉しい!
10代の方には少々お高いですが、社会人が支払うにはムリのある金額でもないので、本気でムダ毛を処理したいなら試してみることをオススメします。
関連記事: 家庭用脱毛器「ケノン」を1年使ってみた効果と結果を徹底解説!!
まとめ
はじめてこの記事を投稿したとき、
私のオススメはブラジリアンワックス+家庭用脱毛器の組み合わせが一番キレイに脱毛・除毛できます。
なんてことを言っていましたが、現在の考えとしてはシェーバー+家庭用脱毛器の組み合わせがもっとも肌に優しく、キレイに脱毛できる方法ではないかな? と考えています。
なぜなら除毛剤やブラジリアンワックスも決して悪いものではないのですが、最終的にほとんど毛が生えてこなくなることを考えると、最初から肌への負担が少ない方法で処理していたほうがいいからです。
とはいえ、この方法が1番! というのは人によって違うと思いますので、自己処理が面倒ならサロンやクリニックに通えばいいですし、剃毛で十分だという方がムリに脱毛をする必要もありません。
自分の体や生活にあった処理方法を考えて、キレイなツルすべ肌を手に入れましょう!
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