2018/10/25 141views

妊娠中の喫煙は絶対にダメ! タバコが赤ちゃんを殺している

妊娠中の喫煙は絶対にダメ! タバコが赤ちゃんを殺している

タバコを吸っている女性の中で、非常に多い悩みの1つが妊娠中の喫煙です。

自分の体にもそうだし、お腹の中にいる赤ちゃんにも悪影響を与えるから、やめないとダメなのはわかってるけど……という方が非常に多く、有害物質◯◯%カットの謳い文句に騙されて電子タバコ(加熱式のニコチン含)に切り替える方も少なくありません。

ですが普通の火をつけて吸うタバコ(以後、火付けタバコ)も、電子タバコを吸うのも体に有害なことは変わらず、とくに赤ちゃんに対して与える影響はほとんど変わらないという検証データまで出始めています。

そんな百害あって一利なしのタバコを1秒でも早くやめるため、タバコが赤ちゃんに与える影響をしっかりと勉強していきましょう。

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タバコが胎児に与える影響

タバコが胎児に与える影響はいくつも指摘されており、代表的なものをあげると、

  • 死産・流産・早産リスクの向上。
  • 低体重児・未熟児などになるリスクの向上。
  • 神経発達障害リスクの向上。
  • 肺機能および心機能異常のリスク向上。

などなど、百害あって一利なしの状態です。

ですが先輩ママを見てみると、妊娠中にタバコを吸っていたけど何の問題もなかったよ(^^) という方が何名かはいるはず。

すると人間とは不思議なもので、別に禁煙しなくても大丈夫なんじゃ? と思ってしまい、そのままタバコを吸い続けるなんてことも珍しくありません。

どうしてタバコが胎児に悪影響をあたえるのか、論文などから検証結果を引っ張ってきて説明しますので、周りの人が大丈夫だったから……なんて理由で喫煙を続けず、さっさと禁煙するようにしていきましょう。

これからする説明を聞いて、これならタバコを吸って大丈夫だなと思う方は禁煙する必要はありません

タバコで死産・流産・早産リスクが向上する理由

妊娠したことが判明し、その後に起こる出来事でもっとも辛いのが死産や流産・早産ではないでしょうか?

妊娠超初期の流産であれば、卵子や精子の染色体異常が原因なので仕方ないと思えるかもしれませんが、それを乗り越えた後はアナタがタバコを吸っているせいで、死産や流産・早産になっている可能性があります。

どうしてタバコが死産や流産・早産の原因になるかというと、有名なのは喫煙による胎盤機能の低下から常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)が起こりやすくなるというもの。

常位胎盤早期剥離がなにか超簡単に説明すると、胎盤が出産するよりも早い時期に剥がれ落ちてしまうことです。

妊娠高血圧症候群の方がなりやすいようですが、喫煙者や分娩回数・加齢によってもリスクが向上することが知られています。

これだけなら喫煙者じゃなくてもありえるし……と思えるかもしれませんが、次に紹介するものは喫煙が原因で起こるといっても過言ではありません。

それは何かと言うと、ビタミンC不足です。

妊娠中には 110mg/日程度のビタミンCを摂取したほうがいいと言われており、サプリメントや食事から摂取できるように心がけている方も少なくないでしょう。

では、どうしてビタミンCを摂取したほうがいいのか?

母親のビタミンC不足が胎児の成長に及ぼす影響を調べるため、マウスでおこなった実験結果にはこのように記載されています。

雌マウスにビタミン C を十分に与える群[VC(+)]と全く与えない群[VC(−)]の 2 群に分けて妊娠の経過を観察した。その結果,妊娠期間中ビタミン C を全く与えなかった VC(−)群の雌マウスからは,新生児マウスが 1 匹も生まれてこなかった。一方,妊娠期間中ビタミン C を十分に与えた VC(+)群の雌マウスからは,正常に新生児マウスが生まれた。
引用元:ビタミンCの不足が胎児の発生や成長,老化や老年病に及ぼす影響

これが意味するところは、タバコをスパスパ吸って体内のビタミンC濃度を低下さると、胎児が健康に育って生まれてくる可能性は低くなるということ。

日本産婦人科医会の報告でも、非喫煙者の早産率が6%であるのに対し、1日11~20本程度タバコを吸う喫煙者の早産率は13%と倍以上の数値になっています。

さらに21~30本では25%に増え、31本以上のヘビースモーカーだと33%もの確率で早産になるとしており、マウスでの実験だけではなく人の場合もリスクが向上することが確認されているのです。

またコペンハーゲン大学の研究によって、母親のビタミンC不足が原因で胎児に必要な栄養素が届かず、これによって胎児の脳に重大な発達障害をもたらすこともわかっています。

“We used to think that the mother could protect the baby. Ordinarily there is a selective transport from mother to foetus of the substances the baby needs during pregnancy. However, it now appears that the transport is not sufficient in the case of vitamin C deficiency. Therefore it is extremely important to draw attention to this problem, which potentially can have serious consequences for the children affected,” says Jens Lykkesfeldt.
引用元:Fetus suffers when mother lacks vitamin C

タバコを吸うことによってビタミンCが破壊されると、タバコの有害物資などとは関係なく胎児に悪影響を与えるということです。

これは副流煙でも同じことが言えるので、周りに喫煙者がいる方も注意が必要です。

タバコで低体重児になるリスクが向上する理由

これもタバコを吸っていることで胎児に与える影響としてよく取り上げられ、タバコを吸うことで胎児に必要な栄養や酸素が届かなくなるからという理由をよく見かけます。

上でも説明したように、タバコを吸うことでビタミンCが不足し、それによって必要な栄養が届かないせいでしっかり成長できず、低体重児となって生まれてくる可能性が3倍ほどあがります。

でリスクが向上する理由は終わりなんですが、低体重児で生まれてきたら何がダメなの? って方のために、低体重児で生まれてくることのリスクを話しておきましょう。

そもそも低体重児の定義は「2,500g未満で生まれてきた子供」のことで、場合によって未熟児や早産児というふうに呼び方を変えます。

新生児の平均体重が3,000g程度なことを考えると非常に軽く、しっかりお腹の中で成長できていないことが特徴で「小さく生んで大きく育てる」なんていいますが、いいことではありません。

成人で例えた場合、一卵性の双子がまったく同じ条件で育ったのに、1人は身長160cm体重50kgなのに対し、もう1人は身長150cm体重42kgしかない程度にはおかしな出来事です。

また低体重で生まれてくると体が栄養を貯め込むようになってしまい、

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 高血圧
  • 心血管障害
  • 脳血管障害
  • メタボリックシンドローム

これらの症状を患うリクスが向上するため、母親のせいで子供が病気にかかりやすくなるんです。

低体重で生まれてくる原因はタバコだけではありませんが、近年はダイエットなどでしっかりと栄養を取れていない女性が多い傾向にあり、タバコによる栄養摂取妨害がこれに拍車をかける形になっていると覚えておきましょう。

タバコで神経発達障害などのリスクが向上する理由

火付けタバコは体に悪いから、健康のことを考えて電子タバコ(加熱式のニコチン含)に切り替えた方……残念ですがお金のムダです。

電子タバコの登場以降、青年や妊婦が火付けタバコから電子タバコに移行することが非常に多く、そのおかげで電子タバコの危険性に関する検証が驚くぐらいおこなわれています。

それでなにがわかったのかというと、火付けタバコも電子タバコ(ニコチンを含んだもの)も有害性は対して変わらないということ。

これがなぜかというと、タバコの有害物質として有名な一酸化炭素やタールも悪いっちゃ悪いんですけど、ニコチンも同じぐらい有害で体に害を与えることがわかっているから。

けど有害物質がカットされてるんでしょ? と思うかもしれませんが、

The search identified 91 articles, 40 of which are the basis for this review. The prevalence of e-cigarette use is 0.6% to 15%. The amount of nicotine consumed by e-cigarette users is comparable to that consumed by cigarette smokers. Most of the animal model studies suggest a potential danger to the developing fetus primarily because of the nicotine consumed and that consumption has multiple effects on the immune system, neural development, lung function, and cardiac function. There is a widespread flawed perception that e-cigarettes are safe to use during pregnancy.
引用元:The Use of Electronic Cigarettes in Pregnancy: A Review of the Literature.

電子タバコを吸っている人のニコチン摂取量は、火付けタバコの喫煙者のニコチン摂取量に匹敵するとあります。

引用元にも記載されていますが、ニコチンが免疫系・神経発達・肺機能・心機能などさまざまな悪影響を及ぼすことから、その影響が胎児にも届く危険があるわけですね。

 

せっかく授かった命なら健康に生んで育ててあげたいものですし、妊娠する予定のある方や妊娠中の方は、吸いたい気持ちもわかりますがスパッと禁煙するようにしましょう。

タバコは大麻よりも危険なモノ

大麻(マリファナ)と聞けば、悪いものだと認識する方が多いと思いますが、タバコと大麻の危険を比較した場合、圧倒的にタバコのほうが有害な物質であることがわかります。

依存性・禁断症状・耐性・習慣性・中毒性 の5つの危険度を数値で表した場合、

タバコ アルコール カフェイン 大麻
依存性 6 3 2 1
禁断症状 4 6 2 1
耐性 5 4 2 1
習慣性 3 4 1 2
中毒性 2 6 1 3
合計値 20 23 8 8

このような数値になっており、大麻の危険度はカフェインと同程度しかありません。

妊娠中はカフェインの入ったものも避けるように言われるぐらいなので、カフェインがダメなのにタバコやアルコールがいいはずありませんよね?

またコロンビア大学などの発表では、

“Using marijuana as an alternative substance is viewed as less addictive, less harmful, and carrying less stigma than cigarettes,” said Goodwin. “Some clinical data suggest that marijuana lessens the experience of nicotine withdrawal, and people who quit smoking cigarettes might substitute marijuana to lessen their withdrawal symptoms.”
引用元:Cigarette smokers are 10 times more likely to be daily marijuana users

タバコよりも中毒性・有害性が低く、悪影響が少ないことからタバコの代替品として大麻がもちいられるようになるかもしれないとまでいっており、いかにタバコが有害なものかがわかります。

まとめ

喫煙が胎児に与える影響をサラッとまとめ直してみました。

もっと詳しく知りたい方は、引用元にしているサイトで文献などを見てみるか、掘り下げて解説しているサイトや書籍を見ることをオススメします!

ともあれ、子供がほしいと思っている方がタバコを吸っても1mmたりともメリットはありませんので、さっさと禁煙しましょう。

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