妊娠中はニキビや肌荒れが増える……なんてことをよく耳にしますが、どうしてニキビや肌荒れが増えるのか考えたことはあるでしょうか?
妊娠したことによるホルモンバランスの乱れであったり、つわりなどによる食生活の変化や栄養不足とさまざまな原因が考えられ、ママによって原因が違うので「コレが理由です!」と断定するのは難しいところ。
そこで、妊娠中は本当にニキビや肌荒れが増えるのか?
ニキビや肌荒れができる原因にはどんなものがあるのか?
一緒に学んでいきましょう!
妊娠中のニキビや肌荒れの原因はなに?
妊娠中のニキビや肌荒れは「妊娠初期が特に多い」と言われており、妊娠中期になる16週目ごろを堺にマシになる傾向があります。
これだけ聞くと、ホルモンバランスが関係しているんじゃないの? と思い込んでしまいがちですが、実際には他にも原因があるので、順番に見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化
妊娠中に大きく変化するホルモンの中に、「HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」があります。
この中のエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が、ニキビや肌荒れに関係していると考えられているので、妊娠初期と中期や後期でどう変わってくるのかも詳しく見ていきましょう。
妊娠初期はプロゲステロンが優勢に
ニキビや肌荒れの原因になっているといわれるのがプロゲステロンで、プロゲステロンの分泌量が大幅に増加する妊娠初期はニキビや肌荒れが起こりやすくなっています。
ならプロゲストロンの分泌量を抑えれば、ニキビや肌荒れが起きないのか? と言えばそうではなく、あくまでプロゲステロンが原因の1つと考えられるだけで、分泌量を抑えてもニキビや肌荒れが起こるときはおこります。
またプロゲステロンは、着床に備えた子宮の調整や妊娠を維持する働きがあり、妊娠中のママには欠かせないホルモンなので、ママの体が赤ちゃんを育てるために頑張っていると思いましょう。
妊娠中期はエストロゲンが優勢に
妊娠中期になる16週目ごろからエストロゲンの分泌量が大幅に上昇し、20週目あたりを境にプロゲステロンの分泌量を追い越します。
エストロゲンの分泌量が増えることで、肌や髪にツヤがでるといった美肌効果が期待できるとともに、子宮内膜を増殖させ厚くすることで妊娠を安定させることで安定期に!
妊娠初期はニキビや肌荒れがひどかったけど、安定期に入ってからマシになったり治ったりするママが多いのはこのためです。
妊娠後期はプロゲステロンの分泌量が増加
妊娠26週目から28週目を堺に、プロゲステロンの分泌量が爆発的に増加します。
このときはエストロゲンが優位なので、目立ったニキビや肌荒れなどのトラブルは起こりづらいですが、34週目から36週目あたりにかけてエストロゲンの優位はほぼなくなります。
それにともなって、プロゲステロンの増加によるニキビや肌荒れなどのトラブルが増加し始める傾向にあります。
食生活の変化や栄養不足
妊娠初期はつわりでしっかりと食事が食べられず、妊娠後期は赤ちゃんがお腹の下に降りてくるため、今までよりも食欲が盛んになって食べすぎてしまう。
これにより栄養不足になったり、スイーツやスナック菓子などの食べ過ぎで糖分や脂質の過剰摂取に陥ることも考えられます。
ニキビや肌荒れは妊娠中に限らず、栄養バランスの悪い食事をしていると発生しやすいので、妊娠中でも栄養バランスのとれた食事を摂るように心がけましょう。
つわりがきつくてご飯なんて食べられない!
そんなママの方には、サプリメントで栄養補給することをおすすめします。
妊娠中にオススメのサプリメント
ショウガ葉酸
ショウガ葉酸は、妊活中や妊娠時期に合わせてサプリメントの成分含有量が変わり、葉酸や鉄分を過不足なく補給できる葉酸サプリです。
食事と合わせて摂取することで、厚生労働省が推奨する摂取量をしっかりと摂取することができるのも妊婦さんには嬉しいところ。
さらに通常の葉酸サプリが1日に3粒4粒飲まなければいけないのに対し、ショウガ葉酸は1日1粒で水がなくても飲めるのがいいですね♪
注目POINT
妊活中や妊娠時期に合わせて成分が変えられており、妊娠期に必要な栄養素を過不足なく摂取することができます。
また国産天然ショウガを含んでいることで、体をポカポカと温める効果も期待でき、体を冷えから守ってくれるのも嬉しいところです!
アロベビー葉酸サプリ
妊娠期に必要なビタミンとミネラルと、アロベビー葉酸サプリだけで100%補うことができるのが魅力の1つ。
つわりに効果のあるといわれるビタミンB6が10mgと高配合されており、朝晩の2回にわけて飲めば辛いつわり対策もバッチリ!
美容成分は少ないですが、元気な赤ちゃんが育つために必要な栄養素をしっかりと配合した、赤ちゃんに嬉しいサプリです。
注目POINT
妊娠期に必要なビタミンとミネラルを100%配合し、成分量を一部しか公開していない商品が多い中、全成分を隠すことなく公開!
無味無臭でつるりとした錠剤は非常に飲みやすく、ビタミンB6の含有量が非常に多いのでつわりの酷い方はつわり対策にもピッタリ。
便秘
便秘は本来なら便として排出される毒素や老廃物が体の中に溜まった状態で、その毒素が血中に溶け込むことで自律神経の乱れ・血流の悪化・ニキビや肌荒れ・イライラ・食欲低下など、様々な悪影響をもたらします。
妊娠中のママだけではなく多くの女性が悩まされている便秘ですが、水分補給をしっかりとして、腸内環境を整える乳酸菌や食物繊維を多く含む食品を積極的に摂っていきましょう。
妊娠中はその日の体調によって食べられるものが変わりますし、ヨーグルトなどの楽に食べられるものを継続して食べるといいですね。
睡眠不足
睡眠不足が肌によくないというのは有名なことですが、妊娠中はホルモンバランス変化からくる自律神経の乱れにより睡眠の質が悪くなりがちです。
薬で睡眠の質を高めることもできず、かといって眠りに入ってから最初の3時間をしっかり寝るのも難しい。
そのせいで肌の代謝が悪くなり、ターンオーバーがしっかり行われないことで、ニキビや肌荒れの原因になります。
夕食後から睡眠の1時間前までに、ウォーキングなどの軽い運動を30分から1時間程度を行うことで睡眠の質を高めることができ、妊娠中の運動不足を解消することもできるのでオススメです。
その他
「ホルモンバランスの変化」「食生活の変化や栄養不足」「便秘」「睡眠不足」以外にも、免疫力の低下やストレス・水分不足など、妊娠中のニキビや肌荒れの原因になるものは多くあります。
「スキンケアが正しくできていない」なんて基本的なものも含まれますので、妊娠中だからとダラダラ過ごすのではなく、体調のいい日はメリハリのある生活をするよう心がけましょう!
まとめ
妊娠中の肌トラブルは、美しさを求める女性の天敵!
その半面、愛しい赤ちゃんをしっかりと育てるためにママの体が頑張っている証拠でもあります。
気持ちが落ち込んだり体調が悪いときなどが多くなりますが、赤ちゃんのためだと思って少しの間だけでも生活や食事を見直してみましょう。
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