どれだけスキンケアをしても両頬のニキビが治らない……
しっかりと手入れをしても改善されないため、基礎化粧品や洗顔料などをコロコロ買い替えては試して……なんて方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、頬にできたニキビの原因とそれを治すために必要なことを教えたいと思います。
頬ニキビとさよならして、今までとは別の意味で道行く人の視線を集めちゃいましょう!!
乾燥で頬ニキビが出来る原因
ニキビの原因になるものは多数あり、皮脂の過剰分泌,ホルモンバランスの乱れ,ストレスなどさまざまですが、今回は “乾燥” が原因で出来る場合を取り上げていきたいと思います。
上の図は例として用意したものですが、正常な肌の場合は皮脂が体外へと排出されていきます。
そのため、皮脂が体内に留まってニキビになるなんてことはないはずなんですね。
ですが肌が乾燥した状態が続いていると、肌を守るために角質層(上の図だとピンク色の一番上の層)が角化異常をおこして毛穴を塞いでしまいます。
毛穴が塞がると皮脂が体外に排出されることはなくなり、それが元で初期症状のニキビへと発展します。
ここで毛穴を塞いでいる角栓などを取り除くことが出来れば、初期段階のニキビとして早々に改善することが可能ですが、角化異常をおこした肌というのは角質層が厚くなっているばかりか、ちょっとの洗顔では肌にこびりついた角質が落ちない状態になっています。
そのため洗顔しても角質層より下に溜まっている皮脂を排出することができなくなり、皮脂がどんどんと溜まっていくことで以下のような状態になります。
これが俗にいう白ニキビというやつです。
この状態であれば、アクネ菌が発生していることもなく炎症を起こしているわけでもないので潰してしまえば一時的にですがニキビは治ります。
理由は、ニキビの原因になっているのが “皮脂” だけの状態なので、その皮脂をしっかりと排出したあとに洗顔でキレイにしてやればいいのです。
ですが、これをそのまま放っておくと毛穴を体内に留まりきれなかった皮脂が毛穴を押し広げて外へ出てきようとします。
そうして起こるのが黒ニキビ。
これができた直後であれば、白ニキビと同じく潰したら治る可能性が高いです。
黒くなっているのも皮脂が酸化して黒ずんでいるだけの状態ですので、白ニキビとそれほど状態に差があるわけではないのです。
とはいえ、これをそのまま放置しておくと……どうなるかわかりますよね?
毛穴に詰まっている皮脂を食べて繁殖するアクネ菌が猛威を振るうようになるわけです!!
その状態が赤ニキビと言われるやつ。
黒ずんでいた部分も皮脂ですので、アクネ菌の食料となって消え去り、その代わりに体内でアクネ菌が繁殖して炎症を起こした状態。
両頬に大量にできて困る人も多いかと思いますが、赤ニキビが大量にあるということは頬でアクネ菌が繁殖しまくっているということでもあります。
そして、この炎症が起きた状態で放置しているとなるのが黄ニキビと呼ばれるもの。
怪我をした場所を消毒もせずに放置していると化膿すると思いますが、それがニキビの内部で起こっている状態です。
この状態まで来てしまうと、触るだけでも痛かったり洗顔をしただけで潰れてしまったりと全くいいことがありません。
それどころか、ニキビが治った時に可能していた部分の表皮が削り取られ凸凹になってしまうなんてことも……。
規則正しい生活を行い、ストレスもなく、しっかりとスキンケアをしているにも関わらずニキビに悩まされている人は、もちもちの肌を一日中保てているのかどうかを確かめてみてください。
赤ニキビができたときの治し方
赤ニキビはアクネ菌が繁殖したことにより炎症を起こしている状態だというのは説明しましたが、じゃあどうやって治すんだ? という話になります。
結論だけ先にいうと、正しい洗顔方法で洗ってしっかり保湿しましょう。
これだけです。
男性の場合はスキンケアの方法を見直すだけで十分に改善する見込みがありますし、女性の方も正しい洗顔をおこなうことで少しずつですが改善していきます。
ただし、男女問わず化粧をする人には注意してほしいことがあります!
それはメイク道具を定期的に洗って清潔に保っているか? ということ。
赤ニキビができているとき、それを隠すためにファンデーションやコンシーラーを使うと思います。
それを肌に塗るとき、手で塗っているのか? パフなどを使って塗っているのか?
これによっても差がでますし、手で塗っているのであればキレイに洗ったあと塗っているのか? パフなどは定期的に洗浄、もしくは買い替えをしているのか?
これでも赤ニキビが改善するかどうかに差が生まれます。
なぜなら、清潔ではない手には雑菌が大量に付着していますし、洗浄をしていないメイク道具にも雑菌が驚くほど付着しています。
その状態で化粧なんてすれば、炎症を起こしている部分に菌を塗りつけているようなものなので、治りが遅い・治らないのは当たり前のことなんですね。
せっかく正しい洗顔やスキンケアをおこなっても、その後に菌を付着させていては意味が無いのです。
保湿もしてるし、化粧道具も洗浄してるんだけど?
保湿をしているとはいっても、一日中モチモチの肌を保てているのとそうでない場合には大きな差があります。
正しい洗顔が出来ているのであれば、一日中モチモチの肌が保てているのか確認しましょう!
途中でパリパリの乾燥した状態になっているのであれば、保湿できていないのと一緒です。
それどころか、乾燥して出来た肌の隙間にファンデーションなどが入り込んで菌の繁殖原因になってしまう可能性もありますので、全く意味がありません。
また、肌にあっていない基礎化粧品を使うことで悪化することもあるので、TVや雑誌で取り上げられているものだから良いということはありません。
たとえ安価な商品でも、自分の肌にあっているのかそうでないのかで肌へかかる負担が違うので、自分の肌にあったものを使うように心がけましょう!
生活習慣が原因の場合は、下の記事にニキビの出来る原因を載せていますので、それを参考に予防してください。
まとめ
今回は ”乾燥” を原因として取り扱っていますが、よほど大きなストレスを抱えている場合以外は今回紹介している方法で徐々にですがニキビは改善すると思います。
私の嫁も長年赤ニキビで悩まされておりますが、洗顔方法と保湿,化粧道具の洗浄を気にするようになってから少しずつニキビが減少しています。
ニキビを治すのには時間がかかりますが、焦ることでストレスになったりもしますので長い目で治療に取り組むことが大事なことですね!
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